2017-07-09 @ミューザ川崎シンフォニーホール
パスカル・ロジェ:ピアノ
【オール・ドビュッシー・プログラム】
アラベスク第1番 ~「2つのアラベスク」から
雨の庭 ~「版画」から
水の反映 ~「映像第1集」から
金色の魚 ~「映像第2集」から
沈める寺 ~「前奏曲集第1集」から
子供の領分
ベルガマスク組曲
そして月は廃寺に落ちる ~「映像第2集」から
月の光が降り注ぐテラス ~「前奏曲集第2集」から
亜麻色の髪の乙女 ~「前奏曲集第1集」から
グラナダの夕べ ~「版画」から
喜びの島
------------------
アンコール
サティ:ジムノペティ第1番
ドビュッシー:前奏曲集第1集より第12曲「ミンストレル」
パスカル・ロジェの名前は随分昔から知っていたから、以前に聴いた気がしていたけど、どうやら初めてらしい。手持ちCDリストを見たらサン=サーンスのピアノ協奏曲全集がロジェの演奏なので、そういうこともあって頭に入っていたのかも。
フランスものでは当代一流のピアニストらしい。
そんな訳で、今日のプログラムはオール・ドビュッシーだ。
独墺の音楽ほどには普段からあまり聴かないので途中で寝てしまうのではないかと多少不安もあったが、蓋を開けてみたらほとんど知っている曲ばかりでしっかり覚醒して楽しめた。
技量や音楽性は分からないのだけど、心地よい音楽を心地よく演奏してくれて大いに満足。
「映像」や「版画」と名付けた作品集があることからも分かるように、印象派の絵画をイメージできるような音楽だ。ドイツ音楽にはない流麗さが確かにあるなあ。
♪2017-118/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-12
2017年7月9日日曜日
2017年7月8日土曜日
神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会みなとみらいシリーズ第331回
2017-07-08 @みなとみらいホール
ユベール・スダーン:指揮
佐藤俊介:バイオリン*
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲 K621
モーツァルト:バイオリン協奏曲第5番イ長調 K219「トルコ風」
シューマン:交響曲第2番ハ長調 作品61(マーラー編曲版)
-------------
アンコール
J.S.バッハ:無伴奏バイオリン組曲第3番メヌエット
ユベール・スダーンといえば、東響の音楽監督を長く努めた人で、僕が聴いたのも、東響を指揮したものばかり。神奈川フィルへの客演は今回が初めてだそうな。
佐藤俊介の協奏曲は何度か聴いていたが、特に可もなく不可もなし。この人は古楽とモダンの両刀遣いらしいが、一度古楽の演奏を聴いてみたいな。
シューマンが問題だ。
シューマンは好きな作曲家ベスト5くらいには入るだろうか。
いい作品がいっぱいあるのに、どうにもこの交響曲第2番だけは近づき難いのだ。というか、率直に言って、少なくとも第1楽章は失敗作ではないのか、と大胆にも思っている。
他の3曲は、いずれも冒頭の掴みにそこそこ力があるので、スーッと入ってゆきやすいが、2番だけはもうオケがバラバラの感じでついてゆけない。これを上手に演奏した例も知らない。
マーラーがこの曲を他楽器へ移し替えるのではなく、管弦楽そのままという形で編曲し直したのは、曲に魅力はあるけど、オーケストレーションに問題があると感じたからではないか。
さて、そこで、本日のシューマン交響曲第2番はマーラー編曲版なのだ。どこをどう編曲したのか、そこが興味の焦点だが、あいにくと、オリジナル版も聴き馴染むほどに聴いていないので、違いなど分からないままであった。こういう比較をするなら、やはりスコアを見ながらCDを聴くに限るけど、CDはともかく(スダーン+東響でマーラー版シューマン交響曲全集が出ている。スダーンはやはりマーラー版がお好みのようだ。)、スコアの方はマーラー編曲版と銘うったものにお目にかかったことがないので見比べ、聴き比べもできない。
今日のマーラー版で、ひょっとして、と思ったのは第1楽章冒頭部分の金管と弦のメロディラインがオリジナルよりはっきりしていたような気がしたのと、同楽章と第4楽章の終わり方の派手派手しいところがマーラーの筆になるのかもしれない…かな。
♪2017-117/♪みなとみらいホール-29
ユベール・スダーン:指揮
佐藤俊介:バイオリン*
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲 K621
モーツァルト:バイオリン協奏曲第5番イ長調 K219「トルコ風」
シューマン:交響曲第2番ハ長調 作品61(マーラー編曲版)
-------------
アンコール
J.S.バッハ:無伴奏バイオリン組曲第3番メヌエット
ユベール・スダーンといえば、東響の音楽監督を長く努めた人で、僕が聴いたのも、東響を指揮したものばかり。神奈川フィルへの客演は今回が初めてだそうな。
佐藤俊介の協奏曲は何度か聴いていたが、特に可もなく不可もなし。この人は古楽とモダンの両刀遣いらしいが、一度古楽の演奏を聴いてみたいな。
シューマンが問題だ。
シューマンは好きな作曲家ベスト5くらいには入るだろうか。
いい作品がいっぱいあるのに、どうにもこの交響曲第2番だけは近づき難いのだ。というか、率直に言って、少なくとも第1楽章は失敗作ではないのか、と大胆にも思っている。
他の3曲は、いずれも冒頭の掴みにそこそこ力があるので、スーッと入ってゆきやすいが、2番だけはもうオケがバラバラの感じでついてゆけない。これを上手に演奏した例も知らない。
マーラーがこの曲を他楽器へ移し替えるのではなく、管弦楽そのままという形で編曲し直したのは、曲に魅力はあるけど、オーケストレーションに問題があると感じたからではないか。
さて、そこで、本日のシューマン交響曲第2番はマーラー編曲版なのだ。どこをどう編曲したのか、そこが興味の焦点だが、あいにくと、オリジナル版も聴き馴染むほどに聴いていないので、違いなど分からないままであった。こういう比較をするなら、やはりスコアを見ながらCDを聴くに限るけど、CDはともかく(スダーン+東響でマーラー版シューマン交響曲全集が出ている。スダーンはやはりマーラー版がお好みのようだ。)、スコアの方はマーラー編曲版と銘うったものにお目にかかったことがないので見比べ、聴き比べもできない。
今日のマーラー版で、ひょっとして、と思ったのは第1楽章冒頭部分の金管と弦のメロディラインがオリジナルよりはっきりしていたような気がしたのと、同楽章と第4楽章の終わり方の派手派手しいところがマーラーの筆になるのかもしれない…かな。
♪2017-117/♪みなとみらいホール-29
2017年7月7日金曜日
みなとみらいアフタヌーンコンサート2017前期 ≪ロシア・ピアノの真髄≫ボロス・ベレゾフスキー ピアノ・リサイタル
2017-07-07 @みなとみらいホール
ボロス・ベレゾフスキー:ピアノ
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」
ショパン:4つの即興曲
第1番変イ長調 作品29
第2番嬰ヘ長調 作品36
第3番変ト長調 作品51
幻想即興曲(遺作)嬰ハ短調 作品66
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
第1楽章:ロシアの踊り
第2楽章:ペトルーシュカの部屋
第3楽章:謝肉祭
--------------
アンコール
グリーグ:抒情小品集第2集から 1子守唄、4ハリング
同第5集から3小人の行進
同第8集から6トロルドハウゲンの婚礼の日
大きな体。横から見ると三角おむすび。
頭も背中もほとんど身体は動かない。手首だけで間に合わせているような軽い弾き方だが、それで大きな音が出ないわけではなくて、しっかり轟音も出す。やはり身体能力やらテクニックやらのゆとりがなせる技だろう。
一体何度目?
近々では5月の「N響午後のクラシック」でチャイコフスキーのピアノ協奏曲を聴いた。
2014年の熱狂の日では3度聴いている。
ベレゾフスキーのコンサートは前半のハンマークラヴィアが軽快に出たが、途中で眠くなってしまった。でも、聴いてはいたので、不思議な感覚だった。
ベートーベンはあまり面白くなかったし、ショパンもどうだかな。向いていないのではないか。ところが、ストラビンスキーとなると俄然水を得た魚のごとし。
超絶技巧である。
A・ルービンシュタインの依頼でストラヴィンスキー自身がピアノ独奏用に編曲したが、ルービンシュタインから「過去のどの曲よりも難しいもの」と注文を受けたために、部分的には4段譜、5段譜が使われているらしいが、手は2本しかないのに一体どんな楽譜なのだろう。
また、アンコールでグリーグの小品を4曲弾いてくれたが、気持ちが乗っていたな。全部が初聴きだったが、面白い音楽だ。
♪2017-116/♪みなとみらいホール-28
ボロス・ベレゾフスキー:ピアノ
ベートーベン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」
ショパン:4つの即興曲
第1番変イ長調 作品29
第2番嬰ヘ長調 作品36
第3番変ト長調 作品51
幻想即興曲(遺作)嬰ハ短調 作品66
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
第1楽章:ロシアの踊り
第2楽章:ペトルーシュカの部屋
第3楽章:謝肉祭
--------------
アンコール
グリーグ:抒情小品集第2集から 1子守唄、4ハリング
同第5集から3小人の行進
同第8集から6トロルドハウゲンの婚礼の日
大きな体。横から見ると三角おむすび。
頭も背中もほとんど身体は動かない。手首だけで間に合わせているような軽い弾き方だが、それで大きな音が出ないわけではなくて、しっかり轟音も出す。やはり身体能力やらテクニックやらのゆとりがなせる技だろう。
一体何度目?
近々では5月の「N響午後のクラシック」でチャイコフスキーのピアノ協奏曲を聴いた。
2014年の熱狂の日では3度聴いている。
ベレゾフスキーのコンサートは前半のハンマークラヴィアが軽快に出たが、途中で眠くなってしまった。でも、聴いてはいたので、不思議な感覚だった。
ベートーベンはあまり面白くなかったし、ショパンもどうだかな。向いていないのではないか。ところが、ストラビンスキーとなると俄然水を得た魚のごとし。
超絶技巧である。
A・ルービンシュタインの依頼でストラヴィンスキー自身がピアノ独奏用に編曲したが、ルービンシュタインから「過去のどの曲よりも難しいもの」と注文を受けたために、部分的には4段譜、5段譜が使われているらしいが、手は2本しかないのに一体どんな楽譜なのだろう。
また、アンコールでグリーグの小品を4曲弾いてくれたが、気持ちが乗っていたな。全部が初聴きだったが、面白い音楽だ。
♪2017-116/♪みなとみらいホール-28
2017年7月4日火曜日
みなとみらいクラシック・マチネ~名手と楽しむヨコハマの午後~ 永野英樹ピアノリサイタル
2017-07-04 @みなとみらいホール
永野英樹:ピアノ
ラヴェル:ソナチネ
矢代秋雄 : ピアノ・ソナタ(1961年改訂)
ベートーベン: ピアノ・ソナタ 第30番ホ長調 作品109
-----------
アンコール
シューベルト:楽興の時 第3番ヘ短調
永野英樹は初聴きだった。プログラムの紹介欄を読むと凄い成績優秀な人だ。あちこちの学校で首席卒業だ。その優れた才能を残念ながら僕の凡庸な感性は理解できないけど。
ラヴェルと矢代とベートーベンという一見繋がりの分からないプログラムだったが、解説を読むと関連性を意識して構成されたようだ。
ラヴェルと矢代は友にパリ音楽院で学んだ。
その矢代のピアノ・ソナタはベートーベンの30番ソナタを意識して作られた。
その今日のメインと言うべきベートーベンではなんと、冒頭、ちょっと弾いて止め、すぐ弾き直した。何か、違和感を感じたのだろうな。
どの曲も楽しく聴けたが、特に、今日のピアノの音は素晴らしいかった。いつも同じとは限らないのが音響の不思議さだが、この小ホールで聴くピアノはたいてい美しい。
♪2017-115/♪みなとみらいホール-27
永野英樹:ピアノ
ラヴェル:ソナチネ
矢代秋雄 : ピアノ・ソナタ(1961年改訂)
ベートーベン: ピアノ・ソナタ 第30番ホ長調 作品109
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アンコール
シューベルト:楽興の時 第3番ヘ短調
永野英樹は初聴きだった。プログラムの紹介欄を読むと凄い成績優秀な人だ。あちこちの学校で首席卒業だ。その優れた才能を残念ながら僕の凡庸な感性は理解できないけど。
ラヴェルと矢代とベートーベンという一見繋がりの分からないプログラムだったが、解説を読むと関連性を意識して構成されたようだ。ラヴェルと矢代は友にパリ音楽院で学んだ。
その矢代のピアノ・ソナタはベートーベンの30番ソナタを意識して作られた。
その今日のメインと言うべきベートーベンではなんと、冒頭、ちょっと弾いて止め、すぐ弾き直した。何か、違和感を感じたのだろうな。
どの曲も楽しく聴けたが、特に、今日のピアノの音は素晴らしいかった。いつも同じとは限らないのが音響の不思議さだが、この小ホールで聴くピアノはたいてい美しい。
♪2017-115/♪みなとみらいホール-27
2017年7月3日月曜日
平成29年7月歌舞伎鑑賞教室「鬼一法眼三略巻 一條大蔵譚(きいちほうげんさんりゃくのまき いちじょうおおくらものがたり)」
2017-07-03 @国立劇場
解説 歌舞伎のみかた 坂東亀蔵
文耕堂・長谷川千四=作
中村吉右衛門=監修
一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり) 二幕
檜垣茶屋の場
大蔵館奥殿の場
(主な配役)
一條大蔵卿長成 尾上菊之助
常盤御前 中村梅枝
鬼次郎女房お京 尾上右近
吉岡鬼次郎 坂東彦三郎
ほか
本来は五段ものの文楽から歌舞伎に移植されたが、歌舞伎においては今では三段目、四段目のみが上演されるらしい(本家、文楽では四段目は曲が残っておらず上演されることはないそうだ。)。
僕が初めて観た時は<清盛館>・<菊畑>・<檜垣>・<奥殿>で構成されていたが、このうち<菊畑>が三段目、<檜垣>・<奥殿>が四段目に当たるらしいから、<清盛館>は一段目か二段め(の一部?)なのかな。
四段目のみの公演の方が多いようで、その場合は「一條大蔵譚」の外題が使われるそうで、今回がまさしくそういう構成だった。
前回は昨年の歌舞伎座・秀月祭で観たが、その時は菊之助が吉岡鬼次郎、梅枝がその女房お京という配役だったが、今回はそれぞれが出世して菊之助が一條大蔵卿、梅枝が常盤御前となった。
菊之助にとっては、岳父吉右衛門の得意芸を引き継ぐ初舞台だ。果たして…。
顔立ちが端正すぎて阿呆の役がスッキリしなかったな。
本当は阿呆ではない、と正体を明らかにする場面が所謂<ぶっかえり>という衣裳の瞬間転換でここが見どころの一つだが、初日とあって、ハラハラさせた。
坂東兄弟(彦三郎・亀蔵)は好みの役者だ。ふたりとも声がよく通り、滑舌も良い。芝居に気迫がある。故に吉岡喜次郎を演じた彦三郎はとても良かったが、芝居には出演せず、解説のみに回った亀蔵は、これも初日だったからかもしれないが、固さが取れず魅力発揮とまでは行かなかったのは残念。
♪2017-114/♪国立劇場-12
解説 歌舞伎のみかた 坂東亀蔵
文耕堂・長谷川千四=作
中村吉右衛門=監修
鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)
檜垣茶屋の場
大蔵館奥殿の場
(主な配役)
一條大蔵卿長成 尾上菊之助
常盤御前 中村梅枝
鬼次郎女房お京 尾上右近
吉岡鬼次郎 坂東彦三郎
ほか
本来は五段ものの文楽から歌舞伎に移植されたが、歌舞伎においては今では三段目、四段目のみが上演されるらしい(本家、文楽では四段目は曲が残っておらず上演されることはないそうだ。)。
僕が初めて観た時は<清盛館>・<菊畑>・<檜垣>・<奥殿>で構成されていたが、このうち<菊畑>が三段目、<檜垣>・<奥殿>が四段目に当たるらしいから、<清盛館>は一段目か二段め(の一部?)なのかな。
四段目のみの公演の方が多いようで、その場合は「一條大蔵譚」の外題が使われるそうで、今回がまさしくそういう構成だった。
前回は昨年の歌舞伎座・秀月祭で観たが、その時は菊之助が吉岡鬼次郎、梅枝がその女房お京という配役だったが、今回はそれぞれが出世して菊之助が一條大蔵卿、梅枝が常盤御前となった。
菊之助にとっては、岳父吉右衛門の得意芸を引き継ぐ初舞台だ。果たして…。
顔立ちが端正すぎて阿呆の役がスッキリしなかったな。
本当は阿呆ではない、と正体を明らかにする場面が所謂<ぶっかえり>という衣裳の瞬間転換でここが見どころの一つだが、初日とあって、ハラハラさせた。
坂東兄弟(彦三郎・亀蔵)は好みの役者だ。ふたりとも声がよく通り、滑舌も良い。芝居に気迫がある。故に吉岡喜次郎を演じた彦三郎はとても良かったが、芝居には出演せず、解説のみに回った亀蔵は、これも初日だったからかもしれないが、固さが取れず魅力発揮とまでは行かなかったのは残念。
♪2017-114/♪国立劇場-12
2017年7月2日日曜日
ハーゲン・カルテット演奏会
2017-07-02 @県立音楽堂
ハーゲン・カルテット
ルーカス・ハーゲン(第1バイオリン)
ライナー・シュミット(第2バイオリン)
ヴェロニカ・ハーゲン(ビオラ)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 作品73
ベートーベン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 作品135
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」
----------------
アンコール
ハイドン:弦楽四重奏曲第78番「日の出」から第3楽章
ハーゲン・カルテットは特に意識していなかったが、モーツァルトの弦楽四重奏曲CD全集を物色していて、試聴の結果彼らのセットを購入した。だいぶ昔のことなのでどこが良かったのか覚えていないが、もう、モーツァルトの弦楽四重奏曲と言えばハーゲン・カルテットの演奏に馴染んでしまっている。
今年の1月に河村尚子とチェロのクレメンス・ハーゲンのデュオ・リサイタルを同じ音楽堂でかぶりつきで聴いた。これがなかなか良かった。間近で聴くチェロの脂を飛ばすようなガリガリ音が爽快だ。
さて、今回はハーゲン兄妹3人+1だ。今やどうでもいいことだけど、カルテット創設時は兄妹4人でスタートしたらしいが、なぜか、長女の第2バイオリンが変わった。辞めざるを得なかった長女とこの弟妹たちとは仲良くやっているのだろうか、とつまらないことを心配したりする。
モーツァルトで始まった縁だったが、今回のコンサートではモーツァルトはなくショスタコに独墺の組合せだった。弦楽四重奏のレパートリーとしてはいずれも外せないのだろうな。
ハーゲン・カルテットは想定以上に良かった。実に細部まで神経が行き届いている。習字で言えば、払い、とめ、はねがキッチリできている感じだ。十分満足した。
しかし、弦楽四重奏団といえば、昨年の”熱狂の日”で聴いたジラール弦楽四重奏団があまりに素晴らしかったので、つい、彼らと比べて物足りなさを感じてしまう。
しかし、実際のところ、メンバーがまだ若いジラール・カルテットはハーゲン・カルテットに比べると技術的にも音楽的にもまだまだ修行を要するのかもしれないが、一番修業が必要なのは僕の感性だったりして…。
♪2017-113/♪神奈川県立音楽堂-05
ハーゲン・カルテット
ルーカス・ハーゲン(第1バイオリン)
ライナー・シュミット(第2バイオリン)
ヴェロニカ・ハーゲン(ビオラ)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 作品73
ベートーベン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 作品135
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」
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アンコール
ハイドン:弦楽四重奏曲第78番「日の出」から第3楽章
ハーゲン・カルテットは特に意識していなかったが、モーツァルトの弦楽四重奏曲CD全集を物色していて、試聴の結果彼らのセットを購入した。だいぶ昔のことなのでどこが良かったのか覚えていないが、もう、モーツァルトの弦楽四重奏曲と言えばハーゲン・カルテットの演奏に馴染んでしまっている。
今年の1月に河村尚子とチェロのクレメンス・ハーゲンのデュオ・リサイタルを同じ音楽堂でかぶりつきで聴いた。これがなかなか良かった。間近で聴くチェロの脂を飛ばすようなガリガリ音が爽快だ。
さて、今回はハーゲン兄妹3人+1だ。今やどうでもいいことだけど、カルテット創設時は兄妹4人でスタートしたらしいが、なぜか、長女の第2バイオリンが変わった。辞めざるを得なかった長女とこの弟妹たちとは仲良くやっているのだろうか、とつまらないことを心配したりする。
モーツァルトで始まった縁だったが、今回のコンサートではモーツァルトはなくショスタコに独墺の組合せだった。弦楽四重奏のレパートリーとしてはいずれも外せないのだろうな。
ハーゲン・カルテットは想定以上に良かった。実に細部まで神経が行き届いている。習字で言えば、払い、とめ、はねがキッチリできている感じだ。十分満足した。
しかし、弦楽四重奏団といえば、昨年の”熱狂の日”で聴いたジラール弦楽四重奏団があまりに素晴らしかったので、つい、彼らと比べて物足りなさを感じてしまう。
しかし、実際のところ、メンバーがまだ若いジラール・カルテットはハーゲン・カルテットに比べると技術的にも音楽的にもまだまだ修行を要するのかもしれないが、一番修業が必要なのは僕の感性だったりして…。
♪2017-113/♪神奈川県立音楽堂-05
投稿者
みつばち先生
ラベル:
★神奈川県立音楽堂,
クレメンス・ハーゲン,
シューベルト,
ショスタコーヴィチ,
ハーゲン・カルテット,
ハイドン,
ベートーベン,
室内楽
2017年7月1日土曜日
NISSAY OPERA 2017 ベッリーニ『ノルマ』
2017-07-01 @日生劇場
指揮:フランチェスコ・ランツィッロッタ
演出:粟國淳
ノルマ⇒マリエッラ・デヴィーア
アダルジーザ⇒ラウラ・ポルヴェレッリ
ポリオーネ⇒笛田博昭
オロヴェーゾ⇒伊藤貴之
クロティルデ⇒牧野真由美
フラーヴィオ⇒及川尚志
東京フィルハーモニー交響楽団
藤原歌劇団合唱部/びわ湖ホール声楽アンサンブル
ベッリーニ:オペラ「ノルマ」全2幕〈字幕付き原語上演〉
「ノルマ」は、「オテロ・タイス・トスカ・マノン・ルチア(正確には”ランメルモールのルチア”)」と並んで<3文字オペラ>の代表格。…とは誰も言ったりしていないが、タイトルがカタカナ3文字のオペラは成功率が高いみたいだ。
「ノルマ」も今回舞台では初聴きだが、このオペラは結構有名だから、目にし、耳にする機会が多いので、ノルマが歌う有名なアリア「浄き女神」(Casta Diva)は単独で聴いたこともある。
実に美しいこの曲は歌うには大変難しいそうで、得意にしていたマリア・カラスでさえ、あらゆるアリアの中で一番難しいと言ったとか。
今回のノルマ役のマリエッラ・デヴィーアと言う人は、やはりソプラノの難曲「ルチア」の主役で一世を風靡した歌手だそうだが、ルチア役を10年ほど前に引退し、最近、60歳代になってカラスが難曲と言った「ノルマ」を歌い始めたそうだ。
ところで、耳に馴染んだアリアといえば、この「浄き女神」だけで、あとはひとかけらも思い出せる音楽はなかった。しかし、全編分かりやすい音楽だ。ドラマの方は酷い話があったものだと思うような悲劇だが、その割に音楽の方で悲劇性は強調されていないのがやや物足りなかった…というのが初聴きの印象。
舞台装置は、巨大な円筒の全面が開いたり閉じたりしながら、場の転換を図る工夫だ。全体に暗いシーンが多かったが、美術面ではとてもきれいにできていた。
♪2017-112/♪日生劇場-02
https://youtu.be/D9Mylq8rZz8
指揮:フランチェスコ・ランツィッロッタ
演出:粟國淳
ノルマ⇒マリエッラ・デヴィーア
アダルジーザ⇒ラウラ・ポルヴェレッリ
ポリオーネ⇒笛田博昭
オロヴェーゾ⇒伊藤貴之
クロティルデ⇒牧野真由美
フラーヴィオ⇒及川尚志
東京フィルハーモニー交響楽団
藤原歌劇団合唱部/びわ湖ホール声楽アンサンブル
ベッリーニ:オペラ「ノルマ」全2幕〈字幕付き原語上演〉
「ノルマ」は、「オテロ・タイス・トスカ・マノン・ルチア(正確には”ランメルモールのルチア”)」と並んで<3文字オペラ>の代表格。…とは誰も言ったりしていないが、タイトルがカタカナ3文字のオペラは成功率が高いみたいだ。
「ノルマ」も今回舞台では初聴きだが、このオペラは結構有名だから、目にし、耳にする機会が多いので、ノルマが歌う有名なアリア「浄き女神」(Casta Diva)は単独で聴いたこともある。
実に美しいこの曲は歌うには大変難しいそうで、得意にしていたマリア・カラスでさえ、あらゆるアリアの中で一番難しいと言ったとか。
今回のノルマ役のマリエッラ・デヴィーアと言う人は、やはりソプラノの難曲「ルチア」の主役で一世を風靡した歌手だそうだが、ルチア役を10年ほど前に引退し、最近、60歳代になってカラスが難曲と言った「ノルマ」を歌い始めたそうだ。
ところで、耳に馴染んだアリアといえば、この「浄き女神」だけで、あとはひとかけらも思い出せる音楽はなかった。しかし、全編分かりやすい音楽だ。ドラマの方は酷い話があったものだと思うような悲劇だが、その割に音楽の方で悲劇性は強調されていないのがやや物足りなかった…というのが初聴きの印象。
♪2017-112/♪日生劇場-02
https://youtu.be/D9Mylq8rZz8


















