2023-09-08 @サントリーホール
サッシャ・ゲッツェル:指揮
東京都交響楽団
ネマニャ・ラドゥロヴィッチ:バイオリン*
ベートーべン,:バイオリン協奏曲ニ長調 op.61*
コルンゴルト:シンフォニエッタ ロ長調 op.5
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ヤドランカ・ストヤコヴィッチ:あなたはどこに*
先日の都響Aに続いてゲッツェルとラドゥロヴィチの組み合わせ。
まずは、ベートーベンのVn協。ゲッツェルのリードがいいのか、2人の相性がいいのか、久しぶりに聴く古典名曲が柔らかい美音でロマンチックに楽しめた。
ただ、Aプロでの衝撃が大きかったのとサントリーは文化会館ほどには音が飛んでこない(文化会館より1列前なのだけど)ので、やや、物足りなさを感じた。音楽的には第3楽章のテンポが遅すぎたなあ。もっと感情を煽って欲しかった。
この日のラドゥロヴィチは長い髪をポニーテイル状に纏め、丁髷もなかった。それでも十分派手派でしかったが。
15歳の作とは思えない大人びた旋律が繰り出されるが、構成感が不足気味で、長すぎる。つぎはぎの軽音楽を重ねて、どこをとっても受け入れやすいのだけど、それでどうなの?という感じ。
ベートーベンのVn協と同時期の作、交響曲4番なんかと組み合わせたらもっと味わい深く楽しめたのではないか。
♪2023-152/♪サントリーホール-17