2023-09-01 @東京オペラシティコンサートホール
高関健:指揮
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
荒井英治:バイオリン*
(特別客演コンサートマスター)
桂冠名誉指揮者 飯守泰次郎を追悼して〜
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
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リゲティ:ルーマニア協奏曲
リゲティ:バイオリン協奏曲
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
学究の徒、高関健の指揮だと、たとえどう仕上がろうともまずは傾聴したい、という気になる。
最初に、誰も予定もしていなかった故飯守御大への献奏(「ローエングリン」第1幕への前奏曲)から始まったが、弦の仕事ぶりが丁寧で良い演奏だった。みんな、気持ちを込めたのだろう。
本編はリゲティとバルトークの組合せ。
今年3月の都響Bが同じだった。やはり、両者は音楽史的に継続しているということらしい。
ルーマニア組曲は初聴きだが、とてもリゲティとは思えない親しみやすい音楽だったので驚いた。
リゲティにはうんざりする作品もあるけど、「ルクス・エテルナ」のような精妙で美しいのもあるし、今日の初聴きのように好ましいものもあるから、距離の持ちようが難しい。
さて、今日はバイオリン協奏曲だ。
…と言えば、上述3月都響のコパチンスカヤの強烈なパフォーマンス(「マカーブルの秘密」に比べたらおとなしいものだったとはいえ…)が忘れられない。
今日は、Vnの名手、シティ・フィルの特別客演コンマスでもある荒井英治が独奏に回ったが…コパチンの独奏で聴いた作品と同じだったのだろうか?と思うくらいで、帰宅後都響のプログラムと照らし合わせたよ。
まあ、両者とも腕前は確かだが、だいぶ音楽の雰囲気が違った。
最後にバルトークのオケ協。シティ・フィルが堅実に収めた感じがした。
Vn協奏曲の楽器配置が特殊なのでこれに手間取り、予定外の献奏も加わり、休憩は15分で、CCもあっさり目だったものの、終演が21時15分頃で、それから、オケの人とちょいと話し込んでいたら、駅に着いたのは21時30分を回っていた。
♪2023-148/♪東京オペラシティコンサートホール-06