2023-08-23 @かなっくホール
林辰則(トランペット)
中村諒(トランペット)
坂東裕香(ホルン)
府川雪野(トロンボーン)
宮西純(チューバ)
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榊原徹(司会/神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽主幹)
フレール・ジャック
◆楽器紹介◆
ガブリエリのオーボエ/モリコーネ
となりのトトロ メドレー
花/滝廉太郎(曲)、石川亮太(編)
映画「サウンド・オブ・ミュージック」から
------アンコール------------------
聖者の行進
6月に読響ブラスを聴いたが、その時は楽器の種類は同じだが、人数が倍以上の11人もいたので、今回の金管五重奏と比べ、当然、迫力は違うし、表現力の面でも多彩だった。
しかし、神奈川フィル金管五重奏団も全員、非常に美しい音なので驚いた。美しい楽器の音は、ずーっと聴いていたいと思わせる。
もちろん技術も達者だが、かなっくホールの響の良さも手伝ったと思う。
紅一点、Hrの坂東裕香は、2017年秋の入団以来、神奈川フィルHr陣の救世主だ。彼女が加わって、Hr部門はとても安定した。今日も、彼女のHrが全体をまとめるのに大いに力を発揮していたと思う。
美しい音と優れたテクニックだが、あいにくと、この編成で書かれたオリジナルの作品はなく、全て編曲ものだった。
金管五重奏の限界なのか、編曲に工夫が足らないのか、もうちょっと面白くできそうなのに…と思いながら聴いた曲もあった。
余談:アンコールがあるとしたら、この編成では「聖者の行進」しか思いつかんなあ…と思っていたら、正にそのとおり。お客さんの手拍子も入って賑やかに盛り上がって終わった。
その際、僕としては後拍でリズムをとったのだけど、炭坑節じゃあるまいに前拍で手拍子する人の方が多いような気がした。そういう中で後拍を維持するのは結構難しい。
♪2023-145/♪かなっくホール-12