2022-01-18 @東京文化会館
尾高忠明:指揮
東京都交響楽団
横坂源:チェロ*
ディーリアス:歌劇『村のロメオとジュリエット』より間奏曲「楽園への道」
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 op.85*
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74《悲愴》
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J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008から「サラバンド」*
拍手で気が付くというのは普通だが、「あ、終わる…」と気付いて目が覚めたのは不思議だ。
以前から、眠っていても音楽は聴いているらしいと思ってはいたが、これは本当で、多くの場合覚えていないだけなんだと思う。ただ、どのタイミングで完全覚醒するかと言えば、普通は外界に大きな変化(コンサートでは曲が終わったことを知らせる拍手)があった時だ。だから、曲が間も無く終わる、それも最弱音が途切れるというタイミングで覚醒したのは本当に不思議だ。眠っていたつもりで本当は覚醒していた?まさか。
1曲目は弦14型、チェロ協奏曲は12型、悲愴は16型と多様な編成を1晩で聴くのは珍しい。
本来なら、弦楽の響きの違いを観察する良い機会だったが、僕の体調も悪かったが、演奏もどうだったかな?
最初から惹き込まれず、2曲目も特に訴えるものがなかった。とは言え、遂に3曲目は途中から寝てしまったのは情けない。
この日、客席は4割前後の入りだ。
都響の定期でこんなに少ないのは多分初めてではないか。
常連の顔も見えない。
新型コロナ(とりわけオミクロン変異株)による新規感染者が最近徐々に増加してきて、この日、結果的には史上最高数(41,485人)に達したが、そのことと関係があるのだろう。
そのせいもあってか、始まる前から、まるで高揚感がない。
気のせいかもしれないが、代理登板の尾高氏の表情にも情熱を感じなかった。
以上、途中から寝た者の報告也。
♪2022-007/♪東京文化会館-01