2022-01-08 @県民ホール
井上道義:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
モーツァルト:交響曲第41番《ジュピター》
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<ニューイヤー道義ワルツ・セレクション>
ハチャトリアン:バレエ音楽《仮面舞踏会》から ワルツ
チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》からワルツ
池辺晋一郎:ワルツと語ろう(井上道義委嘱作品)
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》から第2楽章ワルツ
J.シュトラウスII世:春の声(管弦楽版)
-----アンコール-----
L.アンダーソン:Plink, Plank, Plunk!*
「ジュピター」は弦10型でこじんまりと。
でも広い舞台のせいか、意図したのか、管がかなり抑えられてまるで弦楽合奏のようだった。
休憩を挟んで意図不明なワルツが並ぶ第2部は、管弦打ともぞろぞろ膨らんでオケとして約70人。
狙った訳じゃないだろうが、その対比効果は並んだだけで壮観。
最初がハチャトゥリアンのワルツ。
初聴きだったがショスタコーヴィチのJazz組曲2ーワルツ2にそっくり。ヒントを得たのか?
「白鳥の湖」からワルツ、チャイコフスキー「悲愴」2楽章もそれぞれ良かったが、道義先生の一番やりたかったのが、自らダジャレの池辺先生に委嘱して作曲してもらった日本の新年にふさわしい?ワルツだろう。
本人曰くだいぶ目論見が外れたようだが。
最後はJシュトラウスⅡの「春の声」も出てようやく新年らしく収まった。
オマケはL.アンダーソン「Plink, Plank, Plunk!」。
ワルツじゃなかったね。
全体の番組意図は結局よく分からなかったが、今回はチラシやプログラムにもわざわざ<指揮とお話>と刷り込んだだけに、道義先生が漫談みたいに笑わせてくれて、楽しいコンサートだった。
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*ルロイ・アンダーソンの「Plink, Plank, Plunk」は、どうやら日本語の読み方が確定していないらしい。
「Plank」も「Plunk」も”ぷらんく”と読めるのが悩みの種で、Plankを名古屋弁風に”ぷりゃんく”と読めば近いのかなあ…💦
はい、みなさん、ご一緒にplɪŋk-plæŋk-plʌŋk!