2022-01-27 @サルビアホール
福間洸太朗:ピアノ*
日本フィルハーモニー交響楽団メンバー(弦楽五重奏)
バイオリン:田野倉雅秋、武歳夏鈴
ビオラ:安達真理
チェロ:石崎美雨
コントラバス:高山智仁
ビバルディ:バイオリン協奏曲集「四季」Op8から「冬」第1楽章(弦楽五重奏版)
J.ウィリアムズ:シンドラーのリスト(弦楽五重奏版)
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11(弦楽五重奏伴奏版)*
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ショパン:ノクターン第8番 Op27-2*
かなっくホールやフィリアホールと同じ”区民文化センター”だけど、ここではダンスパーティからプロレスまでやるとか(本当かな?)。
それで音響は大丈夫かと不安もあったが、弦楽五重奏の第一声で掻き消えた。
最初に弦楽だけで、短いのを2曲。
特に楽しみにしていたのは、「シンドラーのリスト」のテーマ。
映画はスピルバーグの最高傑作。
Jウィリアムズのテーマ曲はコテコテに哀愁に満ちて肺腑を抉る。日フィル田野倉コンマスのソロが一際高く美しく咽び泣いた。
知らなかったが、今日1月27日は国際ホロコースト記念日だった。それを知っての選曲だったのだろうか?あるいは偶然?
ともあれ、心に沁みたよ。
後半、福間君が入ってショパンの1番。これが面白い。
まず、音がいい。コロコロと転げ回りカーンと抜ける明瞭な響きだ。
この編成だと各声部が聴き取りやすい。
またソロPfのフレーズに何箇所か新発見が。オケとの協奏では聴き漏らしているらしい。
先日の新日フィルと共演して満場を湧かせた反田君のような派手さはない(曲も違う)が、いかにもショパンの美しい旋律をしっとりと歌った。
短かったが、話しっぷりにも好感を持った。