2019-05-26 @みなとみらいホール
セバスティアン・ヴァイグレ:指揮
読売日本交響楽団
ユリア・ハーゲン:チェロ*
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 作品129*
ベートーベン:交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
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J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番からサラバンド*
シューマン:チェロ協奏曲は音色は見事に美しいが、まるで野性味無し。教則本付属CDを聴いているようで(聴いたことはないが)味気無し。ハーゲン・カルテットとして、また単独でも活躍しているクレメンス・ハーゲンの娘さんだそうだ。クレメンスの方はいずれも音楽堂で2度聴いた。精緻で、かつ、野性味もある。
ユリアはまだまだパパから学ぶべきものが多いようだ。
ベートーベン「英雄」はヴァイグレが弄りすぎた。
テンポ・強弱・表情変化が大袈裟だ。12型のコンパクトな編成は何の為?こんな演奏なら16型倍管でやればいい!
同じ場所での昨日の日フィルが余りに上出来故に比較すると残念な出来という事になるが、オケのせいでは無い。むしろ弦楽アンサンブルは昨日の日フィル以上に厚く美しかった。
ヴァイグレは今季から常任指揮者に就任した。指揮者は余り急激に独自色を求めてはいけないね。時間をかけてオケを自分色に染めてください。受け入れられたら…だけど。
今日のコンマスは日下紗矢子と告知されていたので楽しみにしていたのに小森谷君に急遽変更。我が百済観音も次席に入っていたのに何故?
ヴァイグレのこねくり回したベートーベンなんて弾いてられないわ!というのが理由では…とこれは邪推だけど。
♪2019-070/♪みなとみらいホール-20