2019-05-28 @東京文化会館
アンドリュー・リットン:指揮
東京都交響楽団
アンナ・ヴィニツカヤ:ピアノ*
バーバー:管弦楽のためのエッセイ第2番 op.17
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 op.26*
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 op.36
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チャイコフスキー:「四季」から3月ひばりの歌*
バーバーの「管弦楽の為のエッセイ〜」は初聴きだったが、楽しめた。彼の作品といえば、有名な「弦楽のためのアダージョ」のほかはバイオリン協奏曲やいくつかの管弦楽のための小品を聴いたことがある程度。どれも、現代の作品にしてはほぼ調性を維持して叙情的なところが共通していたように思う。
プロコフィエフのピアノ協奏曲は、1番が1番聴く機会が少なく、2番と3番をほぼ交代で聴いている。どうも、3番が一番耳には馴染んでいるように思う。
アンナ・ヴィニツカヤを聴くのは3度目で、1度はリサイタルだが、もう1回は、今日と同じく都響のA定期で、曲もプロコフィエフの2番だった。前回も大いに感心したが、ピアノが快活でとても良い。
外気が湿っている日は大抵ホールが良く鳴る…という気がするが、エアコンが真面目に仕事をしているからかな?
ヴィニツカヤのコロコロ弾むピアノが美しく響いた。
問題はチャイコフスキー。
交響曲第4番は今年度は当たり年か、先月2度も聴いた。
東フィル定期と日フィル定期だ。
何れも上出来だったが、比べると、今日の都響が最悪。
弦の高域がいつもの事だがシャリシャリと耳障り。
管も冒頭のファンファーレはまずまずだったが終楽章ではピッチのズレでゴロゴロ言っている。
これらが無ければ16型を活かした迫力あるサウンドは管弦楽を生で聴く歓びを与えてくれるのだけど。
♪2019-005/♪東京文化会館-05