2017-09-16 @ミューザ川崎シンフォニーホール
アンジェラ・ヒューイット:ピアノ
J.S.バッハ:パルティータ 第4番ニ長調 BWV828
ベートーベン:ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調 op.27-2 「月光」
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K491
ソナタ ニ長調 K492
ソナタ ロ短調 K377
ソナタ ホ長調 K380
ソナタ イ長調 K24
ラヴェル:ソナチネ
シャブリエ:気まぐれなブーレ
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アンコール
ドビュッシー:「月の光」
アンジェラ・ヒューイットの演奏をナマで聴くのは2回めで、前回は2015年4月に日フィルと共演したブラームスの協奏曲第1番だったが、あまり良い印象は受けなかったが、FAZIOLIのピアノを持ち込んでいたのに驚いた記憶がある。
でも、その後、CDなどを聴くとこの人はほとんどFAZIOLIで録音しているようだ。
今回もピアノはFAZIOLIだった。前回のサントリーホールも今回のミューザもホール自前では備えていないだろうから本人が持ち込んだのか、FAZIOLIの日本支社が用意したのだろう。調律や整音など大変なことだなあ。
J.S.バッハがお得意のヒューイットだが、今回のリサイタルは組曲が1曲だけ。あとはベートーベンやスカルラッティなどバラエティ豊かなプログラムだった。
最後に弾いたシャブリエの「気まぐれなブーレ」が面白かった。
シャブリエと聞いても「スペイン狂詩曲」しか出てこない。
こういうユーモラスな小品もあるとはもちろん知らなかった。
リサイタルの副題にしているくらいだから、彼女のお気に入りであることは間違いない。そして、彼女の陽性の人柄にもピッタリあっていたように思った。バッハ弾きとは思えない明るさにあふれていた。
♪2017-150/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-25