2017年9月16日土曜日

ミューザ川崎ホリデーアフタヌーンコンサート2017後期 アンジェラ・ヒューイット ピアノ・リサイタル ≪気まぐれなブーレ≫

2017-09-16 @ミューザ川崎シンフォニーホール


アンジェラ・ヒューイット:ピアノ

J.S.バッハ:パルティータ 第4番ニ長調 BWV828
ベートーベン:ピアノ・ソナタ 第14番嬰ハ短調 op.27-2 「月光」
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K491
        ソナタ ニ長調 K492 
        ソナタ ロ短調 K377 
        ソナタ ホ長調 K380 
        ソナタ イ長調 K24 
ラヴェル:ソナチネ
シャブリエ:気まぐれなブーレ
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アンコール
ドビュッシー:「月の光」

アンジェラ・ヒューイットの演奏をナマで聴くのは2回めで、前回は2015年4月に日フィルと共演したブラームスの協奏曲第1番だったが、あまり良い印象は受けなかったが、FAZIOLIのピアノを持ち込んでいたのに驚いた記憶がある。
でも、その後、CDなどを聴くとこの人はほとんどFAZIOLIで録音しているようだ。

今回もピアノはFAZIOLIだった。前回のサントリーホールも今回のミューザもホール自前では備えていないだろうから本人が持ち込んだのか、FAZIOLIの日本支社が用意したのだろう。調律や整音など大変なことだなあ。

J.S.バッハがお得意のヒューイットだが、今回のリサイタルは組曲が1曲だけ。あとはベートーベンやスカルラッティなどバラエティ豊かなプログラムだった。

最後に弾いたシャブリエの「気まぐれなブーレ」が面白かった。
シャブリエと聞いても「スペイン狂詩曲」しか出てこない。
こういうユーモラスな小品もあるとはもちろん知らなかった。
リサイタルの副題にしているくらいだから、彼女のお気に入りであることは間違いない。そして、彼女の陽性の人柄にもピッタリあっていたように思った。バッハ弾きとは思えない明るさにあふれていた。

♪2017-150/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-25