2015年10月28日水曜日

みなとみらいクラシック・クルーズvol.71 女性演奏家が奏でる華麗なアンサンブル、時代を越えた名曲

2015-10-28 @みなとみらいホール


清水真弓(トロンボーン)T
秦貴美子(ソプラノ)S
三浦はつみ(オルガン)O

~華やかな響き~
A.ロイド・ウェッバー:「オペラ座の怪人」より…TO
A.ドボルザーク:「ルサルカ」より"月に寄せる歌"
G.ホルスト:トロンボーンとオルガンのための二重奏曲…TO
J.プッチーニ:「トスカ」より"歌に生き、愛に生き"…SO
F.ラーベ:バスタ…T
J.プッチーニ:「ラ・ボエーム」より"私が街を歩けば"
L.バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」より"トゥナイト"
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アンコール
フランチェスコ・サルトーリ:Time to say good by

…無印はTSO


パイプオルガン、トロンボーン、声楽(ソプラノ)という変わった組合わせ。

一人ひとりはとても達者で、トロンボーンの音量もソプラノの声量もびっくりするくらい豊かで、大きなホールに轟き渡っていたとはいえ、パイプオルガンの本気には勝てない。
また、各パートの音の混じりあいに格別の味わいがないので、このアンサンブルには終始違和感が付き纏った。

オペラ座の怪人の序曲はオリジナルもパイプオルガンの強力なメロディで始まるが、それをナマで聴けたのは良かった。
ただ、後が続かない。オルガンだけで迫力出すとトロンボーンや声楽が霞んでしまうからだろうけど。
この編成ではどう編曲しても妙味は出ないだろうな、と最初に思ってしまったので最後までネガティヴな受け止め方になってしまったのかもしれないけど。

蛇足ながら、「女性演奏家が奏でる」というコピーは時代遅れではないか。
女性だからといって華麗という訳でもないだろうし。



♪2015-107/♪みなとみらいホール-31