2015年10月25日日曜日

横浜交響楽団第666回定期演奏会

2015-10-25 @県立音楽堂


飛永悠佑輝:指揮

独唱
カルメン:池端歩
ミカエラ:田川聡美
ホセ:浅原孝夫
エスカミーリオ:武田直之

田添菜穂子:語り

合唱
横響合唱団
金沢少年少女合唱団

横浜交響楽団

【 オペラの魅力 】
ビゼー:歌劇「カルメン」 全4幕から抜粋《演奏会形式》


演奏会形式の抜粋版「カルメン」。
前奏曲、間奏曲を含め全18曲。
オリジナルが何曲と数えられるのか知らないが、演奏時間がだいたい160分くらいで、今回の抜粋版が休憩除いて105分だったから、およそ7割弱。耳に馴染んだ曲ばかりだった。

フランス語原語上演だが、要所々々にナレーション(当然、日本語!)が入るので、何を歌っているか、どんな場面なのかは原作歌劇を一度も観たことがない人でもおよそは理解できる趣向になっていた。

まずは、ビゼーの音楽が素晴らしい。
4人のソリストたちの豊かな声量が素晴らしい。
児童合唱団も出番は少なかったが巧いものだ。
横響合唱団もいつになくうまい。

そして何より驚いたのは、横響の素晴らしい響だ。
冒頭の前奏曲から破綻がない!
いつもなら、ピッチの狂いが気になってしかたがないのだけど、弦のユニゾンのきれいなこと!
管・打楽器もいつもよりうまい!

まるで別人のように美しい音を奏でる横響はプロオケと聴き違うほどであったが、一体どうしたのだろう。
次会は恒例の県民ホールでの大合唱団付き「第九」だが、見事なアンサンブルを決めてほしいな。


♪2015-105/♪県立音楽堂-12