2024-06-08 @サントリーホール
大植英次:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
信末碩才:ホルン(首席奏者)
ベルク:管弦楽のための3つの小品 op.6
(リーア編曲:室内アンサンブル版)
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番変ホ長調 TrV283
ドボルザーク:交響曲第7番ニ短調 op.70 B.141
しかし、なんでこういう編曲をしたのだろう。
弦5部は各部2人ずつ(計10人)だが、管打鍵の多いこと。奏者の数だけで23人だ。各自はいろんな楽器を持ち替えるので楽器の編成としてはさらに大きい。ティンパニーは2組。大小太鼓、銅鑼にハンマーまであった。ピアノにチェレスタ、マリンバ、シロフォン等々。
こんな大編成にしては弦が非力すぎる。そこが狙いなのだろうが、そもそも馴染みにくい音楽ということもあって、全然楽しめず。
その他は聴き慣れた音楽だけど、振替席で2階LBだったので、落ち着いて聴くことができなかった。見える景色が違うと聴き方に戸惑ってしまう。
大植ちゃんは好きな指揮者だけど、ドヤ顔するほどコントロールしていたようには見えなかった。
秋山御大の代役だし、やむを得なかったかな。
今日は、家のステレオでわざわざ左スピーカーの前で聴くようなもので、落ち着かなくて困った。
ただ、心配したほど違和感はなく、視覚が補ってくれるので各楽器の音がそれぞれの位置から聴こえてくるような気がする(そんなはずはないけど。)。
普段なら、下手高域弦の鳴り方や管と弦の混ざり具合などが気になるのだけど、2階のLBではもう混ざって出来上がった音として聴こえてくるので、これでもいいか、という気になる。いや、よくはないのだけど。今日はやむを得ない。
♪2024-079/♪サントリーホール-12