2024-02-14 @サントリーホール
パブロ・エラス・カサド:指揮
NHK交響楽団
アウグスティン・ハーデリッヒ:バイオリン*
吉田珠代:ソプラノ**
ラヴェル:スペイン狂詩曲
プロコフィエフ:バイオリン協奏曲第2番ト短調*
ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」(全曲)**
-------------------
カルロス・ガルデル(A.ハーデリヒ編):ポル・ウナ・カベーサ(首の差で)*
純粋にスペイン音楽ばかりではないけど、一応「スペイン」で括ったプログラム。
カサドの好みなのか、オケは繊細で攻撃的なところは微塵もなく、管弦のアンサンブル非常に良し。
さはさりながら、南国スペインの陽気な音楽かと思いがちだが、とんでもない。全て過去何度も聴いているのに、前半の2曲は、こんなに暗い音楽だったのか、とあらためて驚いた。
ハーデリッヒのバイオリンも明るい音色とは言えないし、音量も物足りない。繊細ではあるし一音一音をとても大切にしているのは分かったけど、協奏曲の妙味に乏しい。
後半、やっと本物のスペイン音楽が登場し、オケも繊細さを保ちながら華やいでとても好感した。
♪2024-026/♪サントリーホール-04