2024-02-06 @日本青年館ホール
第二部 (15:15開演〜17:30)
●艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)
酒屋の段
中 三輪太夫/清友
切 錣太夫/宗助
奥 呂勢太夫/清治
●戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)
廓噺の段
藤太夫・靖太夫・碩太夫/
燕三・清𠀋・清公・燕二郎
人形▶丁稚長太⇒玉彦
半兵衛女房⇒文昇
美濃屋三勝⇒清十郎
娘お通⇒和登
舅半兵衛⇒勘壽
五人組の頭⇒亀次
親宗岸⇒玉也
嫁お園⇒勘十郎
茜屋半七⇒清五郎
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浪花次郎作⇒玉佳
吾妻与四郎⇒玉勢
かむろ⇒一輔
4年半ぶりに「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」を観た。
前回は、半七と芸者・三勝(さんかつ)との心中道行があったが、今回は「酒屋の段」のみ。
それで、少し印象が変わったが、これはこれで、むしろスッキリと面白い。
冒頭、店の留守を任された丁稚の能天気さ。
そこに酒を買いに来た子連れの女。
頼まれて酒を運んでやる丁稚。
この謎めいた場面から始まる。
半七の父、半兵衛が代官所から戻り、丁稚がなぜか子供を背負って店に戻る。
そこに離縁されたお半七の女房お園が父親とともに茜屋を訪ねてから話は急展開する。
ただ、この時点でもまだ半七・三勝は登場しないというのが凝った作劇だ。
実話に基づいているというが、誰一人真の悪人はいないのに、歯車が少し欠けたか、登場人物の人生が狂ってゆくさま哀れ也。
♪2024-022/♪日本青年館ホール-2