2022-02-05 @県民ホール
大植英次:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
吉田南:バイオリン*
山田耕筰:序曲ニ長調
ブルッフ:バイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26*
シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
------アンコール-------------------
テレマン:無伴奏バイオリンのための12の幻想曲第10番ニ長調から第2、3楽章*
オケが悪いとかましてや指揮が悪いとかではなく、小さな不幸が重なったんだろう。音が固かった。
ブルッフのVn協は吉田南の熱演にもかかわらず固い響きの上では、ストラディの乗りも悪かった。うまい下手ではなく、今日のホールはそういう響きだった。
ただし、ソロVnの鮮烈な音はよく響いていた。初めて聴いたが、リサイタルで間近に聴いてみたい。
ややテンポが遅かったのは残念。
主題が不器用に見え隠れし、2分過ぎにティンパニ1発鳴ってから調子が出てくる。
シューマン自身は自虐的に1-3楽章は病的だと言ったそうだが、そんなにひどくないよ。1楽章の冒頭は確かに病気かもしれないが。
さて、このシューマンもテンポがえらく遅かった。
測ってみたら標準より5分程長い。大植の確信的指揮ぶりだ。
いつも何か驚きがあるが、今日も驚いたよ。