2022-02-16 @サントリーホール
尾高忠明:指揮
NHK交響楽団
金川真弓:バイオリン*
ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」- 4つの海の間奏曲 作品33a
バーバー:バイオリン協奏曲 作品14*
エルガー:変奏曲「謎」作品36
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アメリカ民謡:深い河*
彼女を初めて聴いたのは丁度1年前の都響だったが、その時、不思議な事にオケの前奏を聴きながら出番を待つ彼女の佇まいにもう心惹かれてしまった。
次の機会も都響で、絡め取られるように彼女の演奏に浸り切った。
今日も、何か、不思議な力が働いている。
豊かな音量、美しい音色、ま当然だろうけど危なげのない技術。
そういう人は他にもたくさんいるけど、彼女の場合は、バイオリンを弾いていない時間も、ただ、舞台に立っているだけでも音楽が湧き上がってくる。
その姿を見て、音楽を聴いていると、ホンに幸せに包まれるのは不思議だけどありがたい。
今日のN響の出来。
バーバー:バイオリン協奏曲協は上等。
しかし、その他はまずまず。
ブリテンの1曲目はバイオリンパートの高域が全然美しくない。2曲目からは持ち直した…というか弱点が出なかった。
エニグマもN響ならこのくらい当然…だが、変奏の味わいがいつになく楽しめた。
コンマスは白井圭だが次席に今日も郷古廉が座っていた。
なお、尾高忠明は入国できないパーヴォ・ヤルヴィの代役。