2022-02-11 @東京芸術劇場大ホール
NHK交響楽団
鈴木慎崇:ピアノ*
ストラヴィンスキー:組曲「プルチネッラ」
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシカ」(1947年版)*
コロナがなけりゃ永久に有り得なかった組合せかも。
しかし、見事なもので、これは指揮者の功績なのか、N響が本気を出したのか、両方か。
自宅でも聴きたい…ような作曲家ではないけど、そこが定期演奏会というお仕着せの良いところだ。
僕が選ばずともオケが好んで演奏するので「プルチネッラ」も「ペトルーシカ」も数多く聴いている。
おかげで、最近では楽しんで聴けるようになった。
2本中、何と言っても「ペトル」が面白い。
管弦楽による煌びやかな色彩のマジック。
管楽器は難しそうだが、ほぼノーミスだったし、14型の弦も繊細さ・透明感を維持した。
これ程の美しい見事なアンサンブルなら、無調であれミニマルであれ、何だってずっと聴いていたくなる。さすが充実のN響サウンド。
昨日のサントリーホールでのショスタコ2本(特に5番)にがっかりした身としては、SNSでの評判が余りに高いので我が耳が故障していたのかと不安に思っていたがそうではなかったよ。
あいにくながら、昨日の読響と今日のN響では雲泥の差と言っていい。