2021-07-05 @国立劇場
解説 歌舞伎のみかた
竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作
義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)一幕
国立劇場美術係=美術
河連法眼館(かわつらほうげんやかた)の場
●「解説 歌舞伎のみかた」
解説 中村種之助
●『義経千本桜』
佐藤忠信/源九郎狐 中村又五郎
駿河次郎 中村松江
亀井六郎 中村種之助
法眼妻飛鳥 中村梅花
河連法眼 嵐橘三郎
源義経 中村歌昇
静御前 市川高麗蔵
ほか
そもそも中高生の団体鑑賞の為の公演だが、内容は手抜きなしの本物だ。
好きな席が取りづらいのは止むを得ない。今回は2階の4列目。なのに、単眼鏡を忘れたのは残念。
解説は先月に続いて種之助。巧い。
今回は本編の内容にかなり入り込んだ説明だった 。
「義経千本桜」という長い物語の一場だけを上演するので、先立つ事情などを説明したのは良かった。
「河連法眼館(かわつらほうげんやかた)の場」は何度も観ているが、この芝居の面白さは、早変わりなどの見せ場もあるけど、400歳!の「子狐」の演技で親子の情愛を表現するところで、歌舞伎入門には良いが、さりとて簡単に卒業できる演目でもないなと思う。
♪2021-068/♪国立劇場-05