2020-11-14 @NHKホール
熊倉優:指揮
NHK交響楽団
藤田真央:ピアノ*
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54*
J.S.バッハ(レーガー編):コラール前奏曲「おお人よ、おまえの罪に泣け」BWV622
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 作品90「イタリア」
-----Enc---------------
シマノフスキ作曲:4つの練習曲 作品4 第3曲*
コロナ再開後のN響の演奏会は、休憩なし1時間番組が続いたが、今日はこれまでの罪滅ぼしのように20分の休憩を挟んで前後2曲ずつの盛り沢山のプログラムだった。
メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」は中間部を除きえらくテンポが遅くて違和感。
アンサンブルも美しくない。
3曲目のバッハのオルガン曲の弦楽合奏版は余りに音が汚いので吃驚。
バイオリン第1-第2に低い重音を割り当ている為もあろうが、それにしてもひどい音だった。
メンデルスゾーン「イタリア」は良い出だしだったが、終楽章のテンポについてゆけない弦の刻みが崩れ気味。
今日のN響は2軍編成なのか!
一人気を吐いたのが藤田君のシューマンだ。
これは流麗闊達。今日の唯一の成果だった。