2020-11-03 @国立劇場
梅野下風・近松保蔵=作
●彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)-毛谷村-
国立劇場美術係=美術
第一場 豊前国彦山杉坂墓所の場
第二場 同 毛谷村六助住家の場
●上 文売り(ふみうり)
下 三社祭(さんじゃまつり)
清元連中
●彦山権現誓助剣 -毛谷村-
毛谷村六助 片岡仁左衛門
一味斎娘お園 片岡孝太郎
杣人斧右衛門 坂東彦三郎
一味斎孫弥三松 小川大晴
家人佐五平 片岡松之助
微塵弾正実ハ京極内匠 坂東彌十郎
一味斎後室お幸 中村東蔵
ほか
●上『文売り』
文売り 中村梅枝
●下『三社祭』
悪玉 中村鷹之資
善玉 片岡千之助
国立劇場では再開した先月から2公演制(歌舞伎座は4公演制)だ。12月も同様なので、しばらくこの形が続くのだろうか?
すると、恒例のお正月の菊五郎劇団のスペクタクル活劇はどうなるのか心配だ。とても2公演制のような2時間半では収まらないから。
さて、今日は仁左衛門の「毛谷村」を観た。
正式には「彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)-毛谷村-」。
客席はまだ、市松配置ではあるが人気者の仁左衛門登場とあってお客は多かった。
この「毛谷村」はこれまでに色んな配役で観ている。
今回同様の仁左衛門・孝太郎コンビでも観た。まあ、安定の布陣で楽しめる。
が、菊五郎・時蔵のコンビが面白かったな。
今回、見逃したとしたら孝太郎に申し訳ないが、六助(仁左衛門)の女房・お園(孝太郎)が腕っ節は強いが、急に女ぽくなるおかしさなどはもっとしっかり観たかった。
また、本来はこの続きがあるのだろうけど、仇討ちの話なのに、仇討ちに出発するところで終わってしまうのが隔靴掻痒の感を免れ得ず。
♪2020-074/♪国立劇場-09