2020-11-13 @すみだトリフォニーホール
大友直人:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
木嶋真優:バイオリン*
メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲 op. 21
メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲ホ短調 op. 64*
ドボルザーク:交響曲第9番ホ短調 op. 95「新世界から」
メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲とドボルザークの交響曲第9番「新世界から」という”名曲コンサート”。
もちろん悪く無い。
気取った割には俗臭芬々たる小難しいのより好きだ…が、今日のプログラムはコロナ前から予定されていたと思うが、最近この手が増えてきたので新鮮さには大いに欠ける。
そんな気持ちで聞いていたからか、余計にイージーリスニングになってしまった。
演奏の腕前の問題ではなく、緊張感に不足した。
メンデルスゾーンでは独奏とオケのせめぎ合いなんて全く感じられず予定調和の世界。
「新世界から」も演奏技術は弦の高域にやや難があったほかは悪く無いが、綺麗に流れすぎる。
ま、”名曲コンサート”にはこんな毒にも薬にもならない演奏がふさわしいのか?
♪2020-076/♪すみだトリフォニーホール-04