2019年4月13日土曜日

N響第1909回 定期公演 Aプログラム

2019-04-13 @NHKホール


ヤクブ・フルシャ:指揮
NHK交響楽団
ヴェロニク・ジャンス:ソプラノ*

R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」
ベルリオーズ:叙情的情景「クレオパトラの死」*
ヤナーチェク:シンフォニエッタ

寄席が終わった後、半蔵門からNHKホールまで歩いて行っても開演までには時間がありすぎるし、NHKホール周辺には休む場所もないので半蔵門近辺で時間を潰し、明治神宮前でも軽食を摂って開演時間を待った。18時半近くになって、そろそろいい頃合いと店を出てNHKホールに向かったが、ホール前はガラガラだ。え!早すぎたか、と一瞬思ったが、チケットを捥ぎってもらって異変に気がついた。というより、異変は僕の頭の中だった。なんてことだ。コンサートはもう始まっていたのだ。

そう、A定期の初日は18時に始まるというのに、この日、僕はどういう訳か、19時開演だとばかり思い込んでいた。
どうしてそうなったのかは分からないけど、近頃は、こういう、思い込みによる堂々とした失敗が増えてきたよ。知らず知らずに脳も衰えてきているのだ。

そんな訳で、楽しみにしていた「ツァラトゥストラはこう語った」はもう始まっていた。本日1番の大作(少なくとも長尺)がなぜか、第1曲めに置かれていたので、聴き逃してしまった。まだ始まってそれほど時間は経過していなかったけど、オーディトリアムには入れてもらえないので、ロビーのモニターのそばでステージの様子を見るともなく、聴くともなく、終曲を待った。
仲間が10人程度はいたなあ。

終わるや否や中に入れてもらって席に着いた。
前半2曲めは全くの初聴きだった。
22分も要する長大な歌曲とも言える。
フランス語の対訳がプログラムに出ていたが、薄暗い会場で読み辛くページをめくる音もきになるから、すぐ諦めたが、そのうち眠くなってきた。
楽しめるような準備ができていないし、多分、今後聴くこともないだろう。

最後はヤナーチェクの「シンフォニエッタ」で、これは多少の聴き覚えがあった。冒頭の金管13本とティンパニーによるファンファーレが特異な旋律で一度聴いたら忘れられないが、その余はほぼ忘れてしまっていた。いや、今も思い出せない。
金管13本がステージの後ろの方に起立して並んでいたのは覚えているが、バンダでもう一組13本の金管群が登場したはずだけど(解説のオケ編成に書いてある。)、それがどこで演奏したのか、思い出せない。そのうちNHK-TVのクラシック音楽館で放映されるはずなので、そこで確かめられるが、自分の記憶力のいい加減さに悲しくなる一夜ではあった。

♪2019-047/♪NHKホール-02