2019年4月5日金曜日

東京・春・音楽祭-2019-クララ・シューマン―生誕200年に寄せて〜伊藤恵と仲間たち

2019-04-05 @旧奏楽堂


ピアノ:伊藤恵*
ピアノ:開原由紀乃**
ヴァイオリン:加藤知子
ソプラノ:管英三子+
ホルン:日髙剛

ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 op.40*
シューベルト:若い尼 D828*+
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 op.54**
ブラームス:愛のまこと op.3-1、あこがれ
E.ルドルフ:幻想小曲集 op.10**
ショパン:夜想曲 第13番 ハ短調 op.48-1**
ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 op.29**
シューマン:きみの顔 op.127-2*+
シューマン:《女の愛と生涯》op.42から
 第2曲 「彼は誰よりも素晴らしい人」*+
シューマン:幻想小曲集 op.12から*
 第1曲「夕べに」、
 第5曲「夜」、
 第4曲「気まぐれ」、
 第3曲「なぜに」、
 第2曲「飛翔」

<クララ・シューマン生誕200年に寄せて>の副題がプログラムにどう反映されているのか、予習を怠って真の企画意図を知らず出かけ、結局分からないまま帰宅して、後刻NETで理解できた。

150年前にクララ(当時50歳)が開いた最後のコンサートの再現なのだよ。トホホ…。

クララに寄せる〜のに何故シューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、ルドルフが演奏されるのか意味分からんと不審げに聴いて入魂できなかった。

クララ最後の演奏会再現と知ってりゃ聴き方が変わっていたろう。
簡素一辺倒のプログラムももう少し親切に書いておいてほしいよ。
でも、シューマニアーナ伊藤恵の幻想小曲集が良い締め括くりだった。抜粋だが、曲順を変えて最後が「飛翔」だったのは、伊藤恵の判断なのか、クララもそのように配列したのか?

多分クララも8曲から5曲選ぶなら2番「飛翔」を選んだのだと思う。

150年前の演奏会に、クララは不幸な人生の仕舞い方をした夫・シューマンを思いやってこの作品でコンサートを締めたのだろう。そう思うと、伊藤恵がクララに重なって見えたはずなのに…。

ああ、早く企画意図を知っておればなあ。

♪2019-42/♪旧奏楽堂-01