落語 桂鷹治⇒ちりとてちん
落語 桂枝太郎⇒チュウ臣蔵
落語 桂歌蔵⇒熊の皮
ものまね 江戸家まねき猫
落語 桂歌春⇒加賀の千代
―仲入り―
座談 歌丸師匠を偲んで
落語 桂歌助⇒宮戸川〜奴さん姐さん〜
漫才 コントD51
落語 桂米助⇒ラーメン屋
桂歌丸は、噺家としては昨年の4月19日の国立演芸場中席が最後の高座で、僕は初日の11日に聴いた。もうかなり声量・滑舌は衰えていたので、8日後に訃報を聞いても、やっぱりダメだったか、という感じだった。
それから1年後の4月中席というので、一門や親しい噺家が順番に出演して「歌丸追善」公演となったが、待合に写真が飾られたり短時間の座談会が開かれたほかは普段と寄席と変わることもなかった。
噺家は死んでも笑い話のタネにされるが、話す方も一種の照れがあるのだろうな。
まねき猫は相変わらずうまい。声帯模写の実力というより、全体の客あしらいが天性の巧さを持っているように思う。
歌春は独自だ。ちっとも上手くならないようにも思えるが、その独自を磨けば彼ならではの地歩を占めるのかもしれない。
そのあとの出し物はいずれもつまらなかった。
米助なんぞあれでトリが務まるのかと大いに疑問だ。