エマニュエル・ボナルド
&
アンサンブル・オブシディエンヌ
ヴィヨン:美しきパリの女たち/デュファイ:目覚めよう、愛する者同士
バンショワ/ドルレアン:私の心は喜び歌う
トリスタン:私の故郷からやってきた鳥たち
ほか多数
ところが、普段の不摂生が災いして、当日の朝、目は覚めたものの身体ちは音楽を受け入れるような状態ではない。このまま無理に出かけても前半の2つは寝てしまうだろう。なら、いっそ、家でもう少し睡眠を補ってから後半の2つをしっかり聴こうという情けない計画になってしまった。
まあ、結果的には、その日の朝の判断としては良かったと思うが、安いチケットで良かったものの海外オケのコンサート等だったら目も当てられんなあ。
で、このエマニュエル・ボナルドが率いるアンサンブル・オブシディエンヌは男声3人、女声1人、器楽1人(女性)という5人のアンサンブルで、男声1人は歌・朗読飲みだったが、残り4人はとっかえひっかえ笛や太鼓(中世の複製楽器)を鳴らしつつ歌った(笛を吹きながら歌うことはできないが!)。
声楽的には、オペラ歌手のような発声とは異なる地声のような感じで、旋律も単純。しかし、何か懐かしさを感じさせる歌ばかりだった。字幕もなし、歌詞カードもなしで、意味はタイトルから推し量るしか無い。
宗教歌、俗謡、民謡など、ルネサンス12〜16世紀の流行歌のようなものが多かったように思う。
上手な演奏だとは思えなかったが、親しみやすくて楽しめた。
♪2018-49/♪東京国際フォーラム-01