2018年5月12日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第337回横浜定期演奏会

2018-05-12 @みなとみらいホール


アレクサンドル・ラザレフ:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団

阪田知樹:ピアノ*

ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より前奏曲と愛の死
シューマン:ピアノ協奏曲*
チャイコフスキー:交響曲第4番
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アンコール
シューマン(リスト編):「献呈」*
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」から「トレパック」

「トリスタン〜」はまずまず。好みで言えば、もう少し穏やかな方が好きだけど、元気のいい「トリスタン〜」だった。
弦楽器のアンサンブルは美しい。

「シューマン」は、オケは良かったが、ピアノに若干問題あり。音を外す場面が多く、ピアノも加わるTuttiでもズレが目だった。シューマンのコンチェルトはピアニストにとって難曲らしいが、あまり何度も音を外すと興ざめだ。

メインのチャイコ4番。これはよろしい。冒頭のホルンから始まりトロンボーン・チューバに降りてゆくファンファーレの見事さにまずは心奪われてしまった。なんども聴いているが、これほど立派なファンファーレは初めてだ。

ラザレフの指揮は第1楽章冒頭からテンポが早かったが、終楽章も怒涛の迫力だった。

欲を言えば、弦がなかなか綺麗なのだが、中低域が人数が多い割に厚みに不足した。と言うより、管の迫力に負けていたようにも思う。
それにしても、最近、日フィルの満足度は高いな。

♪2018-051/♪みなとみらいホール-15