2018-02-17 @みなとみらいホール
小泉和裕(特別客演指揮者)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
小山実稚恵:ピアノ*
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 作品16*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68
1曲めの「オベロン序曲」、ナマで聴くのは初めてだった。最初はぼんやりと始まるが、2分ほどして耳に馴染んだ旋律が強奏に続いて始まる。そのTuttiがとてもきれいで、ハッとさせられた。
グリーグのピアノ協奏曲も、ティンパニーのロールが1小節続いた後に全楽器の強奏とともにピアノのソロが始まるが、そのTuttiがピタリと揃って実に心地よい。
ブラームスにおいても然り。今日の小泉・神奈フィルコンビは両者の呼吸がよく合っていて最後まで乱れなかった。
こういう時は響も良くて、時にスカスカのアンサンブルに失望することもあるが、今日はしっかりと中身が詰まっている。
弦の高域もキンキンせず管・弦・打が豊かな響を聴かせてくれた。
久しぶりに聴く小山実稚恵の流麗で安定感のあるピアノもさすがのものだ。
グリーグは名曲だなと改めて思う。
しかしそれ以上にブラ1の素晴らしいこと。
演奏も良かったので、名曲たちがますます輝きを放ったように思う。
♪2018-020/♪みなとみらいホール-07