2017-02-07 @国立劇場
近松門左衛門=作
お初徳兵衛
曾根崎心中(そねざきしんじゅう)
生玉社前の段
天満屋の段
天神森の段
(主な出演者)
竹本文字久太夫
竹澤宗助
豊竹咲太夫
鶴澤燕三
竹本津駒太夫
豊竹咲甫太夫
豊竹芳穂太夫
豊竹亘太夫
鶴澤寛治
鶴澤清志郎
鶴澤寛太郎
鶴澤清公
吉田玉男
桐竹勘十郎
吉田玉輝
吉田文哉
ほか
近松名作集全3作のうちでは一番有名な作品かな。
文楽で観るのは初めて。
歌舞伎では2014年4月に〜坂田藤十郎一世一代にてお初相勤め申し候〜という藤十郎がこれで最後のお初を演ずるという公演を観て、特に「天満屋の場」の床下に隠れた徳兵衛(鴈治郎=当時は翫雀)との件が非常に強い印象となって残っていたのが、良かったか、悪かったか。
とは言え、もともと文楽の方がオリジナル。
お初が足の先で徳兵衛に心中の決意を伝えるところなど、人形で演じた方が抵抗は少ない。生身の人間が演ると、やはり印象が強烈になる。
徳兵衛の甲斐性のなさにはじれったいが、この時お初19歳、徳兵衛25歳(数え年)。互いの愛を死を以て貫いたのは哀れかな。
〜未来成仏疑ひなき恋の手本となりにけり〜
♪2017-018/♪国立劇場-05