2017年1月10日火曜日

東京都交響楽団 第823回 定期演奏会Bシリーズ

2017-01-10 @サントリーホール


小泉和裕:指揮
東京都交響楽団

ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB105(ノヴァーク版)

ブルックナーの0番から9番までの交響曲の中で、今日の5番は8番についで演奏時間が長く80分だ。
同じフレーズが何度も繰り返されるので余計に<長さ>を感じてしまう。CDではおとなしく聴いておれない音楽だが、ナマの演奏では若い頃ほどの抵抗感はなくなって、音楽風呂に浸かっているような感じでゆったりと楽しめるようにはなってきた。

ずいぶん工夫された構成になっているようで、その一端が感じられるようになってきたのは、少し鑑賞力が高まってきたのか、単に馴染んだだけなのか。

編成の大きさや演奏時間の長さでマーラーの交響曲と似ているけど、マーラーは俗っぽさがたっぷりあるように思うが、ブルックナーはひたすら生真面目で遊び心を感じさせない。教会音楽家だったんだなと得心する。

演奏はとても良かった。
指揮の良し悪しは分からないけど、おそらく気心知れた間柄(小泉和裕は都響の「終身名誉指揮者」)だ。オケもしっかりと指揮者の意図に応えていたのだろう。いつもの分厚い都響のアンサンブルがこういう作品では一段と輝きを増すようだ。

♪2017-004/♪サントリーホール-01