ヨシフ・イワノフ:バイオリン*
東京都交響楽団
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲 作品81
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35*
グラズノフ:交響曲第5番 変ロ長調 作品55
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アンコール*
ヴィエニャフスキ:カプリースNo.4
チャイコのバイオリン協奏曲。
ヨシフ・イワノフは初聴きだ。プログラムの解説にもあまり詳しいことが書いてない。NETで調べても国籍も年齢も分からない。
でも、16歳でモントリオール国際コンクール第1位、2年後にはエリザベート王妃国際コンクールでも第2位と観客賞を受賞したというから才能のある人なのだろう。
一昨年の秋に、五嶋龍+hr交響楽団で聴いたチャイコにしびれたが、その後何人もの演奏を聴いたがあれに匹敵するモノはない。
良い音楽に巡り合うのは幸福なことでもあるが、その後には不幸が続く。
今回も、五嶋龍+hr響を超えるものではなかった。
とはいってもフツーに楽しめるのだけど。
楽しめると言えば、グラズノフだろう。
交響曲第5番は昨秋、日フィルで聴いたが、西洋ロマン派+ロシア民族派の集大成と言った感じで、ドイツロマン派を含み、もちろんチャイコフスキーら先輩たちの匂いがそこここに立ち込めているようだ。
特に終楽章の強力なシンコペーションを刻むリズミカルでド派手な音楽は大いにカタルシスを与えてくれる。
♪2017-010/♪東京文化会館-01