2017年1月23日月曜日

国立劇場開場50周年記念 通し狂言 しらぬい譚(しらぬいものがたり)五幕九場 尾上菊之助筋交いの宙乗り相勤め申し候

2017-01-23 @国立劇場


国立劇場開場50周年記念
柳下亭種員ほか=作『白縫譚』より
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸研究会=脚本
通し狂言 しらぬい譚(しらぬいものがたり)五幕九場
尾上菊之助筋交いの宙乗り相勤め申し候
 詳細は1月3日参照

尾上菊五郎⇒鳥山豊後之助
中村時蔵⇒烏山家の乳母秋篠/将軍足利義輝
尾上松緑⇒鳥山秋作
尾上菊之助⇒大友若菜姫
 詳細は1月3日参照

2度め。今度は2等B席(3階最前列)だが、話が良く分かっているし、不満はなかった。強いて言えば菊之助の宙乗りの2回めのぶら下がったままの芝居が2階席に比べると少し遠かったが、それでも普段は見られない至近距離だ。

2度の筋交い宙乗りだけでなく屋台崩しや景色の一変など舞台装置の仕掛けも驚かせ、楽しませてくれるのだが、一番驚いたのは、ピコ太郎だ。

初日にも登場したが、それは謎の参詣人として片岡亀蔵が化けていたのだけど、今日は亀蔵版ピコ太郎に続いて本物のピコ太郎が登場したのにはもうびっくり。あとで聞くとこの日だけの特別な演出だったそうだ。
まあ、正月興行の華やかなお遊びということでこれもいいのではないか。

でも、よくよく考えると、話の筋書きにはかなり無理のある話だ。
元の話を換骨奪胎しているそうだから、いっそもっと刈り込んで、話を整理しても良かったのではないか。

♪2017-009/♪国立劇場-002