2015-11-28 @東京芸術劇場大ホール
オスモ・ヴァンスカ:指揮
エリナ・ヴァハラ:バイオリン*
読売日本交響楽団
シベリウス:「カレリア」組曲 作品11
シベリウス:バイオリン協奏曲ニ短調 作品47*
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 作品39
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アンコール
J.S.バッハ:無伴奏バイオリン組曲第2番からサラバンド*
5年ぶりの芸術劇場だった。
横浜から池袋は遠いというイメージがあったが、東横線と副都心線が乗り入れするようになったので非常に楽ちんになった。
時間帯にもよるだろうけど、日曜日の19時着という条件で普段良く行く都内のコンサートホールを調べてみたらドア・トゥ・ドアで、サントリー・ホールが55分と一番時間がかかり(これは溜池山王からの歩く時間が長いからだ。)、芸術劇場は1分違いでその次。NHKホール、がまた1分違い。文化会館がそのまた1分違いと、つまりは団子状態で有意差はないということが分かった。
全く知らなかったが5年も行かなかった間に改修工事が行われていた。
評判の悪かった1階ロビーから5階に直行する長いエレベーターはL字型になって踊り場が儲けられていた。
オーディトリアムの中も改修されているそうだが、2階席を増やし、舞台を座席側に拡幅したらしい。
JR池袋駅からもとても近いけど、地下鉄ではC8出口を出ればもう建物が見えているという便利さ。
生誕150年(12月8日生まれだ)ということで、シベリウスは例年になく演奏=聴く機会が多い。
この日はオール・シベリウスプログラムだ。
指揮者のオスモ・ヴァンスカはフィンランド人。
独奏バイオリンのエリナ・ヴァハラはアメリカ生まれのフィンランド育ち(フィンランド人らしい)ということだから、彼らによるかなり濃密なシベリウスが演奏されるのかなとも思ったが、そのところはよく分からなかった。
まあ、生粋を揃えられたので揃えてみたという程度のことではないのかな。日本人指揮者であってもさほど演奏に変わりがあるとも思えないけど。
読響にがっかりすることはこれまで一度もなかった。
今回もがっかりはしなかった。
けど、どうもみなとみらいホールやサントリーホールで聴く読響サウンドとは違って聴こえてしようがなかった。本当に読響だろうか?と言えば大げさだけど、薄いベールが掛かったような、遠くで鳴っているような(現に3階の中腹席なので遠いといえば遠いけど、音の性質が変わるはずもない。)感じで、ずっと違和感を払拭できなかった。
バイオリンのソロもちゃんときれいに聴こえるのだけど、管楽器を含め、音にきらめきのようなものが感じられなかった。
これはホールの音響効果のせいだろうか。
もう少し近距離で聴けば違ったとは思うが。
我が家からはサントリー・ホールより1分近い!ということで、これからも機会があれば芸術劇場で聴いてみよう。
♪2015-119/♪東京芸術劇場大ホール-1