2021年8月5日木曜日

フェスタサマーミューザ2021 東京ニューシティ管弦楽団 ≪新たなシェフを迎え、楽団の次の時代が始まった!≫

2021-08-05 @ミューザ川崎シンフォニーホール



飯森範親:指揮
東京ニューシティ管弦楽団
ピアノ:金子三勇士*

バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 ホ長調*
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
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リスト:コンソレーション 第3番 S.172/3 R.12 変ニ長調*


東京ニューシティ管弦楽団というのは、僕にとってほとんど縁がない。滅多に聴かない・聴けないオケで、このFSM(フェスタサマーミューザ)ぐらいしか機会はなく、それも3年ぶりだった。


指揮は、僕の好みに合っているので聴いていて「安心・安全」の飯森範親。

彼の指揮は、たいてい喉越し良く、引っ掛かることがない。


今日は、長尺マーラー交響曲第5番の前に、これも珍しいバルトークピアノ協奏曲第3番という大盤振舞い。


弦の編成は12-12-10-8-7。マラ5はともかく協奏曲には大きい編成だったが、金子のPfがコロコロ鳴って良いバランス。馴染みが少ないのでワクワクするような音楽ではないけど、オケがよくコントロールされているなと思った。


2曲全体を通じて、弦が編成の規模の割には爽快な響で聴きやすい。

その弦アンサンブルは、もちろんマーラー第4楽章Adagiettoでその本領を発揮した。


オケの響に加え飯森の自然体の音楽の運びで、時に俗臭芬々になるマーラーが、なにやら清潔感すら感じて不思議な思いだった。

終曲は予定時間を20分も過ぎていた。測っていないが70分では終わらなかったようだ。


演奏は想像していたよりはるかに上出来で楽しめたが、弦5部49人中、演奏中マスクをしていないのはCbの3人だけ。

CMもマスクだ。つまり指揮者と独奏者と管楽器とCb3人以外は46人が全員マスク。


これは不気味でさえある。

きちんと対策をしてNo Maskで演奏してほしいね。


♪2021-080/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-021