2021年8月22日日曜日

TBSK管弦楽団第12回定期演奏会

2021-08-22 @ミューザ川崎シンフォニーホール


久世武志:指揮
TBSK管弦楽団

ストラヴィンスキー:バレエ組曲「プルチネッラ」(1949年版)
ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45
プロコフィエフ:交響曲第5番 Op.100


TBSK管弦楽団は、初めて聴くアマオケ。
学生も含む全員2〜30歳代という若いメンバーによる。
ややザワザワしてはいたけど、ミューザの響きの良さに包まれてとても上手に聴こえる。いや実際、近頃のアマオケは総じて巧いが。
僕も大昔アマオケでギコギコしていたが、とても歯が立たない。

活動理念が「新奇性」を標榜するだけあって、「ロシア」をテーマにしても甘さを排して硬派重量級を揃えた。

初聴きはないけど数年に1回聴くような作品ばかり。

最初の組曲「プルチネッラ」は弦5部の配置が変わっていてチェロが上手客席側。どういう訳かアマオケにはこういう配置が多い。なので何か特段の理由があるとは思わなかったが、2曲目以降はバイオリンが対抗する配置で中にビオラ、チェロという普通の?配置になったので、やはり、「プルチネッラ」には別の陣形を取る意味があったのだ。でも、その意味が分からなかったが。

それに、弦5部は通常は1プルト(1本の譜面台)に2人が対になって並ぶが、「プルチネッラ」では各部のトップは1人で前に座った。これは、思うに、5人全員にソロがあるからなのか?
各部トップは対にならず、1人前に出た。独奏があるからか?
他の曲ではセオリーどおりに1プルト2名に。

そんな訳で弦の編成は、「プルチ〜」は変則だったのではっきり分からなかったが、他の2曲は対抗配置の12型。

昼間にモーツァルト・マチネで弦6〜8型の軽快さを楽しんだ数時間後にほぼ同じ席で12型を聴いて、音楽も全然違うのだけど、圧倒的な迫力に、これもまたオケを聴く楽しみなり。

♪2021-085/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-26