川崎市民オーケストラ2021
2021年8月29日日曜日
ミューザ川崎 市民交響楽祭2021
川崎市民オーケストラ2021
2021年8月24日火曜日
ランチタイムコンサート バイオリンとハープが織りなす51絃の調べ
2021-08-24 @ミューザ川崎シンフォニーホール
奥村愛:Vn
山宮るり子:Hrp
軽く短い名曲ばかり。
「ルーマニア民俗舞曲」はいろんな楽器の組合わせがあるが初めて聴く今日の組合わせも楽しめた。
加藤昌則「ケルト・スピリッツ」はケルト地域の民謡等を集めたものだが、郷愁溢れてこちらもとても良し。
その冒頭にサイモンとガーファンクルの「スカボロー・フェア」が登場する。彼らのオリジナルかと今日まで思っていたが英国の古謡なんだ。
Youtubeで彼女たちの「ケルト・スピリッツ」を発見!
https://youtu.be/KuQumVLKpvs
♪2021-086/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-27
2021年8月22日日曜日
TBSK管弦楽団第12回定期演奏会
モーツァルト・マチネ第46回「一心不乱」
2021-08-22 @ミューザ川崎シンフォニーホール
鈴木優人:指揮
東京交響楽団
福川伸陽:ホルン*
≪オール・モーツァルト・プログラム≫
モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 K.492
モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K447*
モーツァルト:ホルン協奏曲第1番ニ長調 K412(386b)レヴィン版*
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」
どう考えても、毎回のプログラムとこれらの言葉は何の関係もなさそう。こういうのを4文字熟語で「牽強付会」という。ま、遊びなんだろうな。
ともかく、指揮の鈴木優人もホルン独奏の福川伸陽も東響も”一心不乱”の演奏ではあった。
「フィガロ」序曲と交響曲第35番「ハフナー」が弦8型。
中に挟まれた2つのホルン協奏曲はさらに1プルト少ない6型(というのかな)。
軽快な編成のオケが軽快な音楽を軽快に演奏してとても心地良し。
全曲にチェンバロが入り鈴木氏は処々弾きながら指揮をする。本来の形じゃないのだろうけど、一層軽快感が高まったかも。
ホルン協奏曲協が特に良かった。
2曲とも滅多に聴かないのに耳に馴染んでいるのでちょっと驚いた。一体どこで聞き覚えたのだろう?
ここではオケは小規模弦楽合奏に木管2種類各2人だけが加わる。そのせいでホルンがよく響いた。
2021年8月8日日曜日
フェスタサマーミューザ2021 昭和音楽大学 ≪19世紀の楽聖と20世紀の巨人への祝砲2連発!≫
2021-08-08 @ミューザ川崎シンフォニーホール
昭和音楽大学(昭和音楽大学管弦楽団、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラによる合同オーケストラ)
ベートーベン:「コリオラン」序曲 作品62
ベートーベン:交響曲 第8番ヘ長調 作品93
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
ストラヴィンスキー:花火
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)
今日は1回券で参戦したので、数年ぶりに3C最前列を選んだ。舞台からはサントリーで言えば最後列に陣取るくらい遠く、しかも位置も高いが、予想外の迫力だった。
いやはや改めて驚くミューザの音響の良さ!
指揮は山下一史。
信じられないが、2015年の夏のN響ホットコンサート以来だった。最近はコロナのせいで、日本人指揮者の出番が随分多くなったのに、この人、いったいどこに雲隠れしていたのだろう?
音楽は特に違和感なく楽しめた。
連日プロの演奏を聴いていた耳には弦(12型)にキメの荒さは感じたが、勢いが勝った。
♪2021-083/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-024
2021年8月7日土曜日
フェスタサマーミューザ2021 日本フィルハーモニー交響楽団 ≪テーマは世界史の大文豪。心憎いプログラム!≫
2021-08-07 @ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:下野竜也
日本フィルハーモニー交響楽団
語り:宮本益光(エグモント)*
ソプラノ:石橋栄実(クレールヒェン) *
ウェーバー:歌劇「オベロン」から 序曲
ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーヴス」による幻想曲
ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」から 序曲
ベートーベン:劇音楽「エグモント」作品84(全曲) (語り台本:藁谷郁美)*
その「エグモント」は、《序曲》を中学生の時に吹奏楽クラブで演奏して以来のお馴染みで、演奏会でも数え切れない程聴いている。しかし、劇音楽「エグモント」の全曲演奏となると、今回が初めてだった。
語りと歌(Sp)入り。
貴重な経験だったが、これがベートーベンの意図した上演方式なのか不知。
馴染みのある《序曲》と《終曲》(ほぼ序曲と同じ?)に挟まれて歌入は2曲だけ、間奏曲が4曲もあるって、どうも構成がよく分からず入魂できなかったが、収穫はソプラノ石橋栄美。
2018年の新国立劇場「フィデリオ」マルツェリーネ、今年の新国立劇場・観賞教室「カルメン」のミカエラ等で聴いていたが、間近で見るとカワイイ😍!
2021年8月6日金曜日
フェスタサマーミューザ2021 東京フィルハーモニー交響楽団 ≪次世代の巨匠。若獅子が満を持して初登場!≫
東京フィルハーモニー交響楽団
ハープ:吉野直子*
2021年8月5日木曜日
フェスタサマーミューザ2021 東京ニューシティ管弦楽団 ≪新たなシェフを迎え、楽団の次の時代が始まった!≫
2021-08-05 @ミューザ川崎シンフォニーホール
飯森範親:指揮
東京ニューシティ管弦楽団
ピアノ:金子三勇士*
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 ホ長調*
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
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リスト:コンソレーション 第3番 S.172/3 R.12 変ニ長調*
指揮は、僕の好みに合っているので聴いていて「安心・安全」の飯森範親。
彼の指揮は、たいてい喉越し良く、引っ掛かることがない。
今日は、長尺マーラー交響曲第5番の前に、これも珍しいバルトークピアノ協奏曲第3番という大盤振舞い。
弦の編成は12-12-10-8-7。マラ5はともかく協奏曲には大きい編成だったが、金子のPfがコロコロ鳴って良いバランス。馴染みが少ないのでワクワクするような音楽ではないけど、オケがよくコントロールされているなと思った。
2曲全体を通じて、弦が編成の規模の割には爽快な響で聴きやすい。
その弦アンサンブルは、もちろんマーラー第4楽章Adagiettoでその本領を発揮した。
オケの響に加え飯森の自然体の音楽の運びで、時に俗臭芬々になるマーラーが、なにやら清潔感すら感じて不思議な思いだった。
終曲は予定時間を20分も過ぎていた。測っていないが70分では終わらなかったようだ。
演奏は想像していたよりはるかに上出来で楽しめたが、弦5部49人中、演奏中マスクをしていないのはCbの3人だけ。
CMもマスクだ。つまり指揮者と独奏者と管楽器とCb3人以外は46人が全員マスク。
これは不気味でさえある。
きちんと対策をしてNo Maskで演奏してほしいね。
♪2021-080/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-021
2021年8月4日水曜日
フェスタサマーミューザ2021 京都市交響楽団 ≪古都の名門のサウンドが遂にミューザに響く≫
2021-08-04 @ミューザ川崎シンフォニーホール
広上淳一:指揮
京都市交響楽団
バイオリン:黒川侑*
チェロ:佐藤晴真*
ブラームス:バイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102*
ベートーベン:交響曲第3番「英雄」変ホ長調 作品102
ともかく、ずいぶん久しぶりに聴いた京響は、こういう言い方は失礼かもしれないが、在京オケと遜色ない響だった。
ブラームスとベートーベンという重量級。
オケの弦編成は2曲とも12-12-8-6-5(対抗配置ではない)。
前日にシューマンのバイオリン協奏曲を8型?でスッキリと聴いていたので12型では暑苦しいのではないかと思ったが、独奏者の腕も良いのだろう。
音楽の輪郭も明瞭でとても良かった。
広上氏は元々奇を衒うようなタイプじゃなく、正統的だと思っているが、交響曲第3番「英雄」はまさに正統的で堂々たるベートーベンだった。
が、少し僕の好みとは異なった。
全体に悠々たるテンポは、手持ちの朝比奈+新日フィルのCDを思い起こさせたが、朝比奈の方は、あえてゆっくり振ったと言う演奏時間は1時間1分。
今日の広上+京響は4楽章以外は朝比奈ほど遅くなかったが、4楽章のちょうど中頃 Andante から非常に遅い。
その結果、演奏時間55分を要した。
テンポは全体として説得力があれば、疾走するベートーベンも好きだし、つんのめりそうなテンポも好きだ。
今日の広上の4楽章前半迄は好感して聴いていたが、後半、あまりに遅いので、終曲が盛上りに欠けたと思う。
上述の如く京響の演奏はとても良かった。
コンマスに神奈川フィルの石田組長が座っていたのには驚いた。
♪2021-079/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-020
2021年8月3日火曜日
フェスタサマーミューザ2021 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ≪好タッグのオーセンティックなロマン派に唸る≫
2021-08-03 @ミューザ川崎シンフォニーホール
鈴木秀美:指揮神奈川フィルハーモニー管弦楽団
バイオリン:郷古廉*
ドボルザーク:序曲「謝肉祭」Op.92
シューマン:バイオリン協奏曲 二短調 WoO23*
ドボルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88
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J.S.バッハ:無伴奏バイオリン組曲第2番 ニ短調 BWV1004から サラバンド*
今夏の”フェスタサマーミューザ”も今日で4回目。
同じ席で短期集中で多くのオケを定点観測できるのはとてもいい。
しかし、響の良いミューザではどのオケでもそれなりに聴こえてしまうので、演奏ミスでもしない限り、どのオケも良かった!ってことになりそう。
鈴木秀美と神奈川フィルの組合せを聴くのは4回目。
近頃満足度の高いこのオケは今日も好調だった。
ドボルザーク2曲は弦12型。
何れも熱演だったが、2曲とも客席の拍手はなぜかフライング気味だった。それほど盛り上がっていたとも思えなかったが。
興味深いのはシューマンのVn協だ。
生では初聴き。
CDでは何度か聴いていたので特徴的な第1楽章冒頭でああそうそうこれだ、と思い出した。
難しい割に独奏Vnパートが地味なこともあって、あまり取り上げられないようだ。郷古廉はよく挑戦したものだ。
この曲では弦が8-6-4-3-2という超コンパクト。
これが良かった。
独奏Vn自体が良く鳴っていたが、オケとの協和も程よく仕上がっていたと思う。
コンマス﨑谷君はもうちょっと愛想良くした方がいいな。