2017年3月8日水曜日

みなとみらいクラシック・マチネ~名手と楽しむヨコハマの午後~金子三勇士ピアノリサイタル

2017-03-08 @みなとみらいホール


金子三勇士:ピアノ

〜オール・リスト・プログラム〜
ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調
愛の夢 第3番
ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
コンソレーション第3番 変二長調
巡礼の年 第2年 イタリアから「ダンテを読んで」
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アンコール
パガニーニによる大練習曲第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」

ハンガリー人の血を引く金子による全リストプロ。
狂詩曲6番、2番など力の籠もった演奏だったが、何より驚いたのはピアノの音が粒立って抜けてゆく事。聴き慣れた会場の同じピアノなのに今日の音は格別。

彼自身、1曲毎マイクを持って解説してくれたが、本篇最終曲を弾く前に「ピアノは弾き込めば弾き込むほど音が良くなり、音量も出るようになります。次の曲ではもう最高潮です!」という趣旨の説明だったが、果たしてそのとおり。

僕が聴いたのは14時からの第2部だったが、この日12時10分からの第1部もあったので、既に良い頃合いになっていたのだろう。また、その幕間にピアノの調整もしたのかもしれない。

ともかくも、今日のみなとみらいホールのスタインウェイの音色の素晴らしさは特筆モノだった。

いつも最高のピアノコンディションで聴きたいものだ。

♪2017-035/♪みなとみらいホール-10