2017-03-25 @ミューザ川崎シンフォニーホール
高関健:指揮
音楽大学フェスティバル・オーケストラ(首都圏9音楽大学+九州2音楽大学選抜オーケストラ)
【参加音楽大学】上野学園大学、国立音楽大学、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学、東京音楽大学、東京藝術大学、東邦音楽大学、桐朋学園大学、武蔵野音楽大学、平成音楽大学(熊本)、大分県立芸術文化短期大学(大分)
ドビュッシー:交響詩「海」
マーラー:交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」
首都圏9音大に今年は熊本・大分の音大も含む計11音大から選抜されたメンバーによる合同オケ。指揮は高関健。メインはマーラー第6番。
ウリは超特大編成。コンバス10本はここでしか聴けない。
終楽章のもたつきが惜しいが、合同オケの難しさをよく克服して長大曲をやり遂げた。
管打楽器は楽器のデパートみたいに数多くの種類が登場する。
ティンパニー2組はそう珍しくもないが、シンバル4組計8枚が同時に鳴らされるのは他に知らない。
6番の演奏でよく取り上げられる第2-3楽章の演奏順番問題。今回はマーラー協会の2010年の最新発表に従ってアンダンテ(A)〜スケルツォ(S)の順で演奏された。
しかし先月のパーヴォ+N響ではS〜Aの順だったし、一昨年前のインキネン+日フィルも同様だった。が同じ年の金聖響+神奈川フィルでは今日と同じくA〜S順だった。CDなどでは古い録音ではS〜Aの方が多いのではないだろうか。
まあ、どっちにしてもその後の終楽章だけで30分(全80分強)もあるので、その直前にスケルツォがこようとアンダンテが来ようと、終楽章の手前で音楽は一旦仕切り直しされるのでその順序はどっちでもいいような気もする。
さて、その終楽章。この長時間の緊張を維持するのが演奏する側も聴く方も本当に難しい。
でもいわば俄仕立ての合同オケにしてはよくやった。来年も期待しよう。
♪2017-046/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-04