2016-06-11 @みなとみらいホール
オラリー・エルツ:指揮
読売日本交響楽団
アンナ・フェドロヴァ:ピアノ*
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:「ピアノ協奏曲第2番」*
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
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アンコール
不明*
最近は通常席でのコンサートが続き、5月21日の神奈川フィル定期以来久しぶりの舞台後方席だった。
P席はバランスが悪いけど、オケと近接しているので、なんといっても音は明瞭で音量は迫力がある。まさに自分もオケの一員になっている感じで、バランスが悪いといった欠点など、大抵は吹き飛んでしまう。
しかし、なかなか吹き飛ばない欠点は声楽独奏付きの管弦楽やピアノ協奏曲に現れる。ピアノの反射板は舞台前方客席に向かって開いているから、舞台後方へは届きにくくなる。
ラフマニノフの第2番はピアノソロで始まるが、その冒頭の音はなかなかしっかりしたもので、アンナ・フェドロヴァの細腕でもけっこうな音が出るので安心していたが、やはり、オケが、特に管・打楽器フォルテで絡みだすとピアノが霞んでしまう。
これまでなんども同じ席でピアノ協奏曲を聴いているのだけど、今日のように音量不足を感ずることはなかったのだけど。
さて、今日は、誠に残念なことに、体調不十分で、前半でリタイアしてしまった。アンナ・フェドロヴァがアンコールに何か弾いている音が廊下にも聴こえたがそれどころじゃなくて、フラフラしながら退却した。
「展覧会の絵」こそ管弦楽の華やかなオーケストレーションを楽しめる曲なのに残念だ。
明日は、N響だが、復調するか心配。
♪2016-082/♪みなとみらいホール-21