2016年3月19日土曜日

横浜交響楽団第669回定期演奏会

2016-03-19 @県立音楽堂


田中健:指揮
山中歩夢:ピアノ*
横浜交響楽団

オットー・ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18*
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73
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アンコール
リスト:「愛の夢」第3番変イ長調*

ピアノ独奏の山中歩夢くんというのは、芸大卒業後、幾つかのプロオケとの競演も経験し、現在はハンガリー、リスト・フェレンツ音楽大学で学んでいるそうだ。セミ・プロというところか。
このクラスでは、「オーケストラの共演はなかなかできることではないので、本当に楽しみです。」と本人のブログに書いてあった。

ラフマニノフのピアノ協奏曲は全部で4曲あるが、映画でも度々取り上げられている第2番がダントツに有名で、ついで第3番だろうか。良くコンサートで聴くのはこの2曲で、第4番はナマでは一度も聴いたことがないように思う。

この2番、僕が横響で聴くのは初めてだが、699回定期というプロオケもびっくりの歴史を有する横響としてはもう何度も演奏しているのだろう。

山中君のピアノ捌きもお見事だったし、オケのサポートも良い出来栄えだった。

さて、そのあとのブラームス交響曲第2番は、冒頭の低弦と木管のやり取りがぎこちなくて、そのせいばかりではないけど、全体の構成感にまとまりを欠いて音楽的緊張感が持続できなかった。
やはり、ブラームスは少しでも緩むと空中分解してしまうのが恐ろしい。 


♪2016-030/♪県立音楽堂-02