2016-02-21 @文化会館
日高剛:指揮*
藝大ホルンアンサンブル
J.ウィリアムズ:Olympic Funfare and Theme gor 12 Horn and Percussions
ニコライ・チェレプリン:Six Piece
ボザ:SUITE pour Quarte Cors en Fa
アレック・ワイルダー:Nonet fot Brass
Werner Pirchner:Born for Horn
ワーグナー(Arr by Koichi Ohashi ):ジークフリートの音楽*
オーケストラに登場する弦楽器以外の楽器の中で一番重要な役割を担っているのがホルンではないか。木管楽器との親和性が高く、弦とも馴染みやすい。
攻撃的な音も出るけど、オーケストラでは大抵はやわらかな音色を期待されて使われている。特にホルンが3本、4本で和音を奏でるときに、他の管楽器では味わえない独特の響が美しい。
しかし、プロでも時々音が出なかったり、とんでもない音を出したりしているので、相当コントロールが難しい楽器みたいだ。
今日の演奏会は、プロのホルン奏者の卵、東京藝大のホルン科の学生たちの定期演奏会だった。
ホルンは16人。それに打楽器とテューバが計5人加わって、最少編成四重奏から十数人の編成まで、ほとんど知らない曲ばかりだったが、みんな巧いものだ。
唯一知っている曲は最後の大物、ワーグナーの「ニーベルングの指環」の第二夜「ジークフリート」の音楽全3幕を抜粋してホルン合奏に編曲したもの。
オリジナルでも、ホルンが大活躍する音楽だが、このアンサンブルは、ホルン、テューバとパーカッションだけなので、この編成でワーグナーの世界を表現するのは並大抵ではないが、みんな頑張っていたと思うよ。
この作品だけ、指揮者がついた。
藝大ホルン科の准教授の日高剛さん。
かつて日フィル、読響を経てN響の首席代行をしていたそうで、その頃の記憶はないけど、その後、藝大の教職にあるようだ。
我が家の近くの「かなっくホール」でリサイタルを聴いたことがあって、当然とはいえ、見事な技に感嘆したものだ。
♪2016-21/♪東京文化会館-02