2024年10月3日木曜日

東京シティ・フィル第373回定期演奏会 【スメタナ生誕200周年】

2024-10-03 @東京オペラシティコンサートホール



高関健:指揮
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(全曲)
(1985年頃当時の音楽企業スプラフォンが出版したチェコ・フィルの伝統的なパート譜に基づく「現実演奏版」)





正直にいえば、この音楽、馴染んだ「モルダウ」以外は、どこが面白いの?という感じで長年退屈に聴いていた(この罰当たり!)。

これはすごい!と目が覚めたのは今年3月の神奈川フィルby広上氏の演奏で、いやはや興奮した。

今日のシティ・フィルは神奈川フィルの時に比べて弦も管も数が少なかったが、よく鳴り、舞台の音を全部客席に飛ばしてくる武満MEMではこの編成で十分迫力ある。

いつもながら、細部も高関健さんの丹精が窺える緻密なアンサンブル。

それぞれの曲が、馴染んでくるとよくできていると感心する。第1曲の主題が全曲に散りばめられていて、とても構成感が良い。
1曲が終わり次の曲に移ってゆくのが惜しいくらいだ。
昔、僕は何を聴いていたのだろうと恥ずかしく思うよ。

第1曲の中盤の行進曲?は1812年の音楽にそっくりなので、気になっているが、今回もプログラムでもプレ・トークでも言及がなかった。単なる偶然なのかも。

♪2024-130/♪東京オペラシティコンサートホール-06

2024年9月28日土曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第398回定期演奏会

2024-09-28 @みなとみらいホール



デニス・ラッセル・デイヴィス:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
滑川真希:ピアノ*

ドボルザーク:交響曲第7番ニ短調 Op.70
黛敏郎:饗宴
フィリップ・グラス(マイケル・リースマン編曲+カデンツァ):ピアノとオーケストラのための協奏曲 "
Mishima” *
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フィリップ・グラス:エチュード11番*




ドボ7から始まった!
いろんなオケで聴いているけど演奏の良し悪し(…好き嫌いと言うべきかも)のブレが大きい。
今日はオケが終始ざわついていた。

D.R.デイヴィスは過去3回読響ばかり。
現代音楽を得意とすると書いてあったが、今回の神奈川フィルとの共演で初めて現代音楽を聴いた。

後半は、日米の現代作品。2本とも初聴き。
これが良かったよ。
オケはドボ7の時と違って生き生きとしている。
アンサンブルの齟齬は気にならない(そういう音楽だから)。

ミニマル音楽ってちょいと疑問だけど、今日のPf協は耳に馴染みが良くて楽しめた。

Pfを独奏した滑川真希さんも初聴きだったが、むしろEncのグラスのPf曲で好感。


余談:真っ白の変わったドレスで、処刑場に望む隠れキリシタンみたい。おまけに裸足。Vnでは裸足の奏者は何人か経験しているが、Pfで裸足は初めてかも。

♪2024-132/♪みなとみらいホール-32

2024年9月27日金曜日

新日本フィル:すみだクラシックへの扉#25

2024-09-27 @すみだトリフォニーホール



久石譲:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
宮田大:チェロ*

ドボルザーク:チェロ協奏曲口短調 op. 104 B.191*
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
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ドボルザーク:私にかまわないで〜4つの歌曲 Op.82 第1曲*
ドボルザーク:スラブ舞曲集から第10番 Op.72-2



久石譲氏の指揮は4回目。
最初に聴いたベト2本立ての印象は良くなかったけど、その後はむしろ好感を持って聴いている。
何度も聴いて耳馴染んでいる音楽に、ちょっと聴きなれないフレーズを発見したりして楽しい。

ただし、アンサンブルには難があったな。

さて、今回は、車中、総裁選の実況をスマホでみながらきたので、乗り換え駅を4つも通り過ぎて気がついた。

そんな訳で、着いた時はもう演奏が始まっており、楽章切れ目に3階右翼の立ち見席に案内してもらったが、とても落ち着いて聴けないのですぐ退場して終曲を待った。

すみとりでは1階以外で聴いたことがなかったが、3階も結構音圧もあり、宮田大のVcは朗々と聴こえた。

しかし、音は当然塊で聴こえるので、違和感が拭えない。

宮田のEnc曲から1階ど真ん中の自席に着いた。
やはり、こうでなくちゃと思ったよ。


2024-131/♪すみだトリフォニーホール-06

2024年9月23日月曜日

東京都交響楽団 プロムナードコンサートNo.408

2024-09-23 @サントリーホール



藤岡幸夫:指揮
東京都交響楽団
山下愛陽:ギター*

吉松隆:鳥たちの時代 op.25(1986)
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲*
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
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E・サインス・デ・ラ・マーサ:暁月の鐘*





アランフェスは色んな人のギター(ハープ版も)で聴いているけど、満足できた試しがない。
そもそも2千人のホールでオケをバックに生ギターというのが無理だよ。今回もマイクで収音して指揮者の足元にモニターが置かれていたが、そこからも少しは客席に届くけど音量が小さい。

いっそ、渡辺香津美@神奈川フィルの時のようにエレキで大きなスピーカーから音を出せばいいのにといつも思うよ。

「ローマの松」はどこが演奏しても楽しめるけど、今日の都響のアンサンブルは程々の出来。

♪2024-129/♪サントリーホール-19

2024年9月21日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第400回横浜定期演奏会

2024-09-21 @みなとみらいホール




カーチュン・ウォン:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
ゲルハルト・オピッツ:ピアノ*

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83*
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 作品36





オピッツはこれで3回目だが、全てブラ2だ。
これしか弾けないのか!なんて冗談ですよ。

やはり、ドイツもの、特にベートーベンやブラームスを得意としているというだけあって、(気のせいかも)すごく安心して聴いておられるし、ケレン味が全然なくて、ブラームスが書いたように弾いているのかもしれない…という気がしてくる。

数年前まで、カーチュウン・ウォンにハズレなしと思っていたが、日フィルの首席になった頃から、いついつもハズレなしでもないな、という気がしてきて、今日なんかも、アンサンブルがもっとビシッと決まっても良かったのではないかと思ったよ。

♪2024-128/♪みなとみらいホール-31

2024年9月19日木曜日

MINAMI バイオリン・リサイタル

2024-09-19 @王子ホール



MINAMI:バイオリン(吉田南)
大伏啓太:ピアノ

ドボルザーク:ソナチネト長調 Op.100,B.183
ヒンデミット:バイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.11-1
コルンゴルト:組曲「から騒ぎ」Op.11
シベリウス:5つの小品 Op.81から
「マズルカ」「ロンディーノ」「ワルツ」
ベートーベン:バイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
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リヒャルト・ワーグナー:アルバムの綴りイ長調(ロマンス)
クライスラー:ドボルザークの主題による「スラブ幻想曲」






随分久しぶりの王子ホール。改修後は今日が初めて。
とても音がいいのに吃驚。
あんな見事なスタインウェイを聴いたのはこれまでなかったかも。雨上がりというのも功を奏したかもしれないのだけど。

Vnもストラディの魅力を発揮して、手指
腕が楽器と一体となって、奏者の息遣いも聴こえてくる感じ。こういうのが、「音を楽しむ」喜びだよ。

変わったプログラムでベト9番とシベの1曲以外は初聴きだったけど、音が美しいから、何でも気持ちよく聴けた。

♪2024-126/♪王子ホール-16

2024年9月17日火曜日

東京フィル第1005回サントリー定期シリーズ

2024-09-17 @サントリーホール



チョン・ミョンフン:指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場合唱団

マクベスBr:セバスティアン・カターナ(東フィル定期「ファルスタッフ」)
マクベス夫人Sp:ヴィットリア・イェオ
バンクォーBs:アルベルト・ペーゼンドルファー(新国「ワルキューレ」「神々の黄昏」)
マクダフTn:ステファノ・セッコ
マルコムTn:小原啓楼
侍女Ms:但馬由香
医者Bs:伊藤貴之
マクベスの従者、刺客、伝令Br:市川宥一郎
第一の幻影Br:山本竜介
第二の幻影Sp:北原瑠美
第三の幻影Sp:吉田桃子

ヴェルディ:歌劇「マクベス』
全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
公演時間:約2時間45分(休憩含む)

第1幕  19:00…50分
第2幕  19:50…30分
----休憩      …20分
第3幕 20:40…20分
第4幕 21:00…45分
終演予定 21:45



チョンさんの歌劇シリーズはいつも本当に良い出来で、大いに楽しめる。
今日も、東フィルの第一声に痺れてしまった。これがサントリーの響か?と耳を疑うような明瞭な美しい響だ。

「オテロ」の時に気がついたが、それまでもこのスタイルだったのだろう。弦は指揮者に正対するのではなく、45度くらい客席に向かって広がっている。これが、あの美しい響きを生んでいるのではないか。

天井から普段は隠れているスピーカー群が降りていたが、一部は拡声していたのかもしれない。

歌手のうち、マクベス役はチョンさん歌劇「ファルスタッフ」で経験済み。バンクォーは新国の「ワル〜・神黄」で聴いている。夫人を歌ったVイェオもすばらしい。

いやはやみんな素晴らしくこれまで観た本格「マクベス」を含めても一番楽しめた。

あまりに良い出来だったので、「鑑賞減量」の大目標の下、東フィル定期は更新しないと決めていたが、やっぱり更新しよう。

チョンさん歌劇を聴く為だけでも定期継続の価値がある…ってミシュランの☆☆☆だね。

♪2024-125/♪サントリーホール-18