2021年7月30日金曜日

横浜バロック室内合奏団 30周年記念「室内楽の夕べ」

2021-07-30 @県民ホール



横浜バロック室内合奏団
Vn小笠原伸子/根来由実
Va小森佳奈/眞中望美
Vc間瀬利雄/野村杏奈
Pf大瀧郁彦

モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調K515
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調作品18
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44
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シューマン:トロイメライ(室内楽版)

今日は横浜バロック室内合奏団30周年記念「室内楽の夕べ」だったが、いつもの定期演奏会だと思い込んでいたので、会場を間違えて無駄に時間を費やし、ようやく本来の会場である県民ホールに到着したら、プログラム2曲目の、一番聴きたかったブラームス弦楽6重奏曲1番の第2楽章が始まっていた😰。


ホワイエのモニターを視聴しながら終曲を待ったが、この2楽章って侘しい主題を繰り返す変奏曲なので今日の失敗が一層身に染みたよ。


休憩後はシューマンのピアノ5重奏曲。

これも大好きな曲で、ここからは本来の席で聴けてホンに良かった。


シューマンにとっては幸福な時期の作品らしく、全体にリズミカルで、どの楽章にも親しみやすい旋律が次々と溢れ出てくる。

歴史的名演!とは言えないまでも、十分心は満たされて気分良く帰路についた。


♪2021-077/♪県民ホール-08

2021年7月28日水曜日

フェスタサマーミューザ2021 N響室内合奏団 ≪新たな時代に蘇るウィーンの香り≫

 2021-07-28 @ミューザ川崎シンフォニーホール


N響室内合奏団
指揮&バイオリン:篠崎史紀*
ソプラノ:盛田麻央
ピアノ:入江一雄*
ハーモニウム:山口綾規*
フルート:甲斐雅之
オーボエ:池田昭子
クラリネット:松本健司
ファゴット:水谷上総
ホルン:今井仁志
打楽器:植松透
打楽器:竹島悟史
バイオリン:白井篤*
ビオラ:中村翔太郎*
チェロ:市寛也*
コントラバス:西山真二*

J.シュトラウスⅡ(シェーンベルク編):南国のバラ*
J.シュトラウスⅡ(ウェーベルン編):喜歌劇「ジプシー男爵」から 宝石のワルツ*
J.シュトラウスⅡ(ベルク編):酒、女、歌*
マーラー(K.ジモン編):交響曲 第4番(室内楽版)


前半は弦5部+鍵盤2の計7人によるウィンナワルツ3曲。

これらは仲間内で演奏自体を楽しむ…場合によってはそれを他の仲間も聴いて楽しむ。そんなふうなサロン音楽を2千人のホールで聴くのは違和感が拭えず。自分の立ち位置が決まらなくてウロウロしていた感じ。


後半は前半の7人に管楽器5+打楽器2+ソプラノが加わって総勢15人によるマーラー交響曲第4番。

室内楽版のマーラーやブルックナーは、機会は少ないけど何度か聴いている。

楽器が少ないから音楽の骨組みも見え易い。それにみんな腕自慢で良い演奏なのだ。でも、こういう音楽は小ホールか、せめて1階前方で聴きたかった。こちらも音楽との距離感が難しかった。


♪2021-076/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-018

2021年7月27日火曜日

フェスタサマーミューザ2021 読売日本交響楽団 ≪これはサプライズだ!鈴木雅明の熱い夜!≫

2021-07-27 @ミューザ川崎シンフォニーホール



鈴木雅明:指揮
読売日本交響楽団

ボロディン:交響曲第2番 ロ短調
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27


昨日の都響も良かったけど、今日の読響のアンサンブルの厚さは一段と強力。

鈴木氏がBCJを振る時とは身体の動きが全然異なるのは音楽の違いもあるけど、本人自身がロマン派の音楽をとても楽しんでいるように思う。


1曲目は、記録を手繰って数えてみると4年に1回の割合でしか聴いたことがないボロディンの交響曲第2番。


バロックの対極とも言える俗っぽく泥臭く大袈裟で映画音楽のようだ。

しかし、多彩なオーケストレーションで聴いていて面白い。

読響の巧さを楽しんだ。


問題は2曲目のラフマニノフ交響曲第2番。

先月東フィルで聴いたのが仲々良かった。

今日の読響も中盤迄はとても良い感じだったけど、あの美しい第3楽章辺りから徐々にモヤモヤ感が募ってきた。


この長大曲は、相当複雑らしい。

第1楽章に第3楽章の切れ端を感ずるし、第2楽章には「怒りの日」が引用され、終楽章は前3楽章を引用してある。つまりよく計算された有機的構造を持つようだ(聴いていてそれと分かる程立派な耳は持っていないけど。)。


それだけに、縦横揃えて透明感を維持するのがどんなオケでも難しいのかもしれない。

加えてボロディン交響曲第2番との組合せがキツかったかな。好物とはいえ天ぷらの後にフライを出されたようなものだ。


♪2021-075/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-017

2021年7月26日月曜日

フェスタサマーミューザ2021 東京都交響楽団 ≪アジアの新星と都響がミューザで出会う≫

2021-07-26 @ミューザ川崎シンフォニーホール



カーチュン・ウォン:指揮
東京都交響楽団
岡本侑也:チェロ*

リスト:交響詩「前奏曲(レ・プレリュード)」
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲*
―休憩〔20分〕―
ドボルザーク:交響曲 第9番「新世界から」
-----アンコール-----
カザルス:鳥の歌*
ドボルザーク:スラブ舞曲作品46 第8番


今年はオーケストラ・セット券ではなく、平日昼/夜8公演のセット券と1回券を2公演買った。

僕にとって今日が FestaSummerMuza2021 の第1日目。


カーチュン・ウォンは過去2回聴いていずれも好演だったので、今回も楽しみだった。果たして、第1曲冒頭のアンサンブルの見事なこと!


大いに気を良くして2曲目。

岡本侑也のチェロでロココ風〜がこれまたすごい。

弦の編成は1-3曲が14型だが、ロココだけは10-8-6-5-3と都響には珍しくコンパクトで、これがVcを良く引き立てた。

岡本くんは初聴きだが見事に美しい音色だ。

オケに埋もれることなく悠々たる弾きっぷり。

アンコールの鳥の歌も上等!


ドボルザーク交響曲第9番「新世界から」もアンサンブルが美しい。

これがあの都響か?と思う程美しい。

一つにはカーチュン・ウォンの彫琢が行き届いていたのだろうが、ミューザの音響の良さも大いに奏功しているはず。


指揮振りは正統派だが、終楽章に至って、ちょっと独自な美学を発揮した。好みじゃないけど悪くはなかった。


♪2021-074/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-016


2021年7月18日日曜日

東京交響楽団川崎定期演奏会 第81回

 2021-06-27 @ミューザ川崎シンフォニーホール



ジョナサン・ノット:指揮
東京交響楽団

チェロ:伊藤文嗣*
ヴィオラ:青木篤子*

R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」 op.35*
シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 op.82

遠い初台や池袋に遅刻した事は一度もないのに、近くのミューザで遅刻して1曲目のドン・キホーテは間に合わず、聴けなかった。これが今日のメインディッシュなのに。


それが終わった後のカーテンコールが非常に長かったので、なかなか休憩が始まらない。つまり僕は入場できず、オーディトリアムの二重扉の外で、待たされることに。

久しぶりのノット登場(個人的には1年8月ぶり)と独奏2人(東響)だったので拍手も長く続いたのだろう。


後半はシベリウスの交響曲第5番。

冒頭1分強の、管のみのアンサンブルの纏りが悪かった。

この部分はどこのオケでも難しいかも…だが、おかげで気分が乗れなかった。初日黒星の力士がその後も連日負け続けるようなものだ。


オケも前半でエネルギーを使い果たしたのではないか?


あれやこれやで久々に聴く弦16型だったが、大編成の妙味は感じられず。


また、マスク奏者の多いこと。

驚くべきは指揮者までマスクとは初体験。

東フィルや読響は全員マスクなしなのに。


♪2021-073/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-15

2021年7月13日火曜日

ジョルジュ・ビゼー/新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室 2021 「カルメン」全3幕

 2021-07-13 @新国立劇場


ジョルジュ・ビゼー:カルメン<新制作>

全3幕〈フランス語上演/日本語及び英語字幕付〉

予定上演時間:約3時間10分
第Ⅰ・Ⅱ幕95分
   休憩30分
第Ⅲ幕  65分

指揮:沼尻竜典
演出:アレックス・オリエ
美術:アルフォンス・フローレス
衣裳:リュック・カステーイス
照明:マルコ・フィリベック

合唱:新国立劇場合唱団、びわ湖ホール声楽アンサンブル
児童合唱:多摩ファミリーシンガーズ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

【カルメン】山下牧子
【ドン・ホセ】村上公太
【エスカミーリョ】須藤慎吾
【ミカエラ】石橋栄実
【スニガ】大塚博章
【モラレス】星野淳
【ダンカイロ】成田博之
【レメンダード】升島唯博
【フラスキータ】平井香織
【メルセデス】但馬由香



新国立劇場の高校生のためのオペラ観賞教室は、空席があれば、オトナも当日券を買って入場できる。

今日は、本来はミューザでランチタイムコンサートの日だったが、ふと、出かける前に、WEBで当日券の状況を見たら、1階の19列中央が空いていたので即GET!


観賞教室は手数料込み4730円!

歌手等が異なるとはいえ本公演の1/5だ(同じ1階席=S席の場合)。

こんな後方席で(1週間前に行った本公演は8列の中央。)楽しめるか不安もあったが、歌もオケも問題なし。歌手の顔が小さく表情を読み取るのは難しいが、Nikonの7倍のモノキュラーが役に立った。


本公演との違いは、指揮は大野和士から沼尻竜典に代わり、歌手も全員異なる。とは言え、山下牧子、村上公太、須藤慎吾、石橋栄実、平井香織等は新国立を初めあちこちの舞台で活躍している一流の歌手達だ。


全体として本公演と比べても遜色のない出来栄えだった。


中でも、一番感心したのはやはりミカエラ(石橋)だ。


これはもう役得というものだな。カーテンコールでも彼女への拍手が一番大きかった。


問題の演出は、基本は同じ。

無駄な部分が整理されて、今回の方が観易かった。

ただ、無理な設定は変わっていないので、プログラムの解説では人物紹介と粗筋紹介では矛盾も生じている。

場所の説明は明確にセビリアと書いてある(Aオリエの設定は東京である。無理だっちゅうの!なんで東京で闘牛なんかできるんだ。)。


頼まれた人も、筋の通った解説など書きようもない。

日本でロック歌手だと言ってみても、歌詞(字幕)まで変える訳ではないから、どうしても辻褄が合わなくなってくる。


ホンに人騒がせな演出家だ。振り回された関係者が苦労して尻拭いをしている。


と文句を並べたが、ビゼーの音楽は素晴らしいし、今日の歌手達の良い仕事ぶりは高校生の胸を打ったと思う。

♪2021-072/♪新国立劇場-06

2021年7月9日金曜日

新日本フィル:#40ルビー<アフタヌーン コンサート・シリーズ>

2021-07-09 @すみだトリフォニーホール






鈴木雅明:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団

ベートーベン:交響曲第4番変ロ長調 op. 60
ベートーベン:交響曲第3番変ホ長調 op. 55 「英雄」
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ベートーベン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」作品43から”終曲”


前々回が鈴木秀美:指揮による交響曲第5番ほか全ベトプロ。

今回はその兄、鈴木雅明による交響曲4番と3番。


これで新日フィルの今季を通じた7回にわたるベートーベン全交響曲が完結した。尤も僕は2番だけ聴いていないけど。


鈴木雅明は、最近はバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)だけでなく、N響や他のオケとの共演も聴く機会が増えたが、いつもえらく楽しそうに振っている。


バロックより古典派、古典派よりロマン派の方が、本当は性に合っているのではないかと、背中を見ていると思ってしまう。


2曲とも重くならない調子の良いテンポで、特に新奇な色付けは感じず、4番はあっさりと感じて終わったが、3番は冒頭2小節の気合の入った強奏の美しさで瞬時に惹き込まれた。


2曲とも、オケがいつになく?きれいに響いて見直した。

ホルン首席の日高氏は客員首席から正式首席になったようで、こちらはいつものように見事な嘶きぶりだった。


アンコールが洒落ていて、交響曲第3番4楽章の主題の元となったバレエ音楽「プロメテウスの創造物」から”終曲”が演奏された。


余談だが、完全に記録を残している2014年以降の7年半で聴いたベートーベンの交響曲を数えてみたら計124曲(回)で、断トツの9番に次いで5-3番、6-7番、8-4-2番、1番の順だった。


定期以外で聴くことが多い9番以外は、ほとんど定期の押し着せプログラムなので、この順番はオケが演奏会に取り上げる頻度を表している。


♪2021-071/♪すみだトリフォニーホール-04