2021-03-06 @ミューザ川崎シンフォニーホール
小菅優:ピアノ+弾き振り
東京交響楽団
ベートーベン:ピアノ協奏曲第0番変ホ長調 WoO4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K. 488
13-4歳の作品だそうな。正直なところモーツァルトやハイドンとの違いが分からない。
繰り出される旋律はほぼ全て既視感ならぬ既聴感のある馴染み易いものばかり。だけど、独自の「発明」が感じられなかったのは若作りのゆえか。
ところで、ピアノ独奏部分以外は未完成だそうだが、今日の版はいったい誰の補筆なのか?解説には何にも書いてなかった。
後半はモーツァルトピアノ協奏曲第23番。
これはモーツァルト全27曲の中でも指折りの名曲ではないかな。昔、アマオケ時代に弾いたこともあってとりわけ愛着を感じている。
さて、演奏はどうだったか?
東響の弦の編成は対抗配置で6-6-4-3-2とこじんまり。
このサイズでは最近、神フィル@音楽堂での名演を聴いているので、つい比べてしまうが、やや残念な出来だったな。
小編成のオケは輪郭が明瞭なので好きだけど、この日はうまく響きが広がらなかったようだ。
名手小菅優も弾き振りなのでピアノは中央に縦に置いてお客に尻を向けている。反響板もない。そのせいか、ピアノの響もあまり美しくなかった。
♪2021-020/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-02