2021年3月7日日曜日

新国立劇場オペラ「悩める劇場支配人」

 2021-03-07 @新国立劇場



ドメニコ・チマローザ:オペラ「悩める劇場支配人」

作曲:ドメニコ・チマローザ
台本:ジュゼッペ・マリア・ディオダーティ

【全1幕 イタリア語上演/字幕付】
予定上演時間: 約1時間50分(休憩なし)

指揮:辻博之
演出:久恒秀典
装置:黒沢みち
照明:稲葉直人(ASG)
衣裳コーディネーター:増田恵美(モマ・ワークショップ)

管弦楽:新国立アカデミーアンサンブル

出演:新国立劇場オペラ研修所
第21期生、第22期生、第23期生

フィオルディスピーナ⇒井口侑奏
メルリーナ⇒和田悠花
ドラルバ⇒杉山沙織
ドン・ペリツォニオ⇒仲田尋一
ドン・クリソーボロ⇒井上大聞
ジェリンド⇒増田貴寛
ストラビーニオ⇒森翔梧


新国立劇場研修生によるオペラは昨年コロナで流れたので一昨年の「ドン・ジョヴァ」以来だったが、このレベルは半端じゃなくて巧いと思う。

でも、今回のオケは少数だったか、迫力に欠けた。

明後日の「ワルキューレ」も管弦楽縮小版だというから心配になってきたよ。


「劇場支配人」(モーツァルトの音楽劇)ならぬチマローザの「悩める劇場支配人」は初めてだった。

上演されるようなオペラなら大抵、観賞経験があるか、映像ディスクを持っていると思っていたが、この作品はこれまで縁がなかった。果たして今回が日本初演だという。

AmazonでもYoutubeでも見当たらないのも宜なるかな。


お陰で予備知識なく臨んだが、そのせいもあって話が飲み込めず、音楽的魅力もいまいちであまり楽しむことはできなかった。


1幕ものとはいえ休憩なしで2時間近く、それが11景にも分かれる。レシタティーヴォがやたら多く、長く、オペラというより、これも音楽劇みたいだ。


そういえば、モーツァルトの音楽劇「劇場〜」も同年に発表されている。この当時の劇場支配人は辛いことが多かったのか!


♪2021-021/♪新国立劇場-02