2018年8月3日金曜日

フェスタサマーミューザ2018 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ≪絶品フレンチⅡ〜天才サン=サーンス〜≫

2018-08-03 @ミューザ川崎シンフォニーホール


川瀬賢太郎:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

神尾真由子:バイオリン*
大木麻理:オルガン**

サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」 からバッカナール 作品47
サン=サーンス:バイオリン協奏曲第3番ロ短調 作品61*
サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」**

7/24東京フィルの<絶品フレンチ①>を受けて今日の神奈川フィルによる<絶品フレンチ②>は、オール・サン=サーンス集。

「サムソンとデリラ」からバッカナール、バイオリン協奏曲第3番、交響曲3番オルガン付き。
オーケストラの祭典にふさわしい華やかな選曲だ。

バイオリン独奏の押尾真由子は諸肌脱ぎの真紅のドレスで登場。愛器ストラディをガリガリと弾きまくり迫力十分。若いが女王の貫禄。カーテン・コールが多かったがついにアンコールなし。館内深い失望のどよめき。

メインの交響曲第3番は冒頭からクライマックスの連続にもかかわらずメリハリを付け、緊張が持続した。
終盤の各パートが複雑に交錯するところも若き常任指揮者・賢太郎氏が筋を通して見事な棒捌き。
フルサイズの管・弦・打にピアノとパイプオルガンが加わって怒涛のフィナーレに大満足。

近年、神奈川フィルの実力は確実に上がった。
「音楽の友」で好きなオケランキング国内4位、世界15位というのも、今は実力ではないにせよ、そのうち実力が人気に追いついてくるのではないか。

今日のフェスタサマーミューザは、地元オケということもあり満員の館内は大歓声に包まれた。これぞフェスティバル!

♪2018-093/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-10