2025-01-18 @NHKホール
トゥガン・ソヒエフ:指揮
NHK交響楽団
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調 作品60「レニングラード」
最近は、ウルバンスキ東響、PヤルヴィN響、沼さん神フィルと続いて最新版が今日のソフィエフN響だ。
過去の3回は、いずれも熱演で、惹き込まれた。
中でもPヤルヴィN響は超特大オケ(弦が何型だったか不明だが、コンバスが10本!だということは記録している。)でありながら緻密なアンサンブルととんでもないダイナミズムでハラハラしながら聴いていたことを覚えている。
今日の午後に、コリヤ・ブラッハー神奈川フィルの超名演を聴いた後というのも比較の上で気の毒だったし、僕自身の体調もイマイチだった(昨日も5時間20分の歌舞伎の後、Pf協奏曲にマラ7=80分という生命を削るようなプログラムだった)ので、好感しているソフィエフには誠に申し訳なかったが、集中力に欠けた。聴く機会が限られた作品なのに残念無念だった。
「眠眠打破」より強力な「強眠打破」のおかげで寝ることはなかったが、音楽の印象は第一声で決まるよ。
もし、ここで引き込まれたら80分間、気持ちを張り詰めることができたかも知れないが、なんか違う…と思った。N響はもっと美しいアンサンブルを聴かせるはずなのに。
その違和感が最後まで付き纏ってしまった。
大きくは、僕の体調がすぐれなかったのが原因だが、N響にも多少責任はあるぞ。部分的には(終楽章の盛上り)N響らしさもあったが、疑問がを打ち消すには至らず。