2025年1月26日日曜日

読売日本交響楽団第139回横浜マチネー名曲シリーズ

2025-01-26 @みなとみらいホール



アラン・ブリバエフ:指揮
読売日本交響楽団
反田恭平:ピアノ*

ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から“だったん人の踊り”
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 作品16*
プロコフィエフ:バレエ音楽「ロミオとジュリエット」から
モンタギュー家とキャピュレット家@第2組曲第1曲
 少女ジュリエット@第2組曲第2曲
 修道士ローレンス@第2組曲第3曲
 踊り@第2組曲第4曲
 別れの前のロメオとジュリエット@第2組曲第5曲
 ジュリエットの墓の前のロミオ@第2組曲第7曲
 仮面@第1組曲第5曲
 ティボルトの死@第1組曲第7曲
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ショパン:ラルゴ変ホ長調*





沖澤のどかの代役で指揮をしたアラン・ブリバエフは初聴き。その指揮が良かったからかどうか分からないけど、演奏は3曲とも実に素晴らしい。
大いに満足できたけど、沖澤さんならどんなふうに引っ張ったのだ
ろう?と聴いてみたかったな、という思いもあり。

3曲通じて印象的なのは、読響ブラスの咆哮がよろしい。

ボロディンとロメジュリは弦16型。
一方、プロコPf協2番は12型だったから弦の数は20人も少ない。にもかかわらず管は2本少ないだけ。

この曲はPfの超絶技巧が全編に溢れるような作品で、オケは伴奏型の協奏曲だと言われているようだが、とてもそうとは思えない。
管・弦・打楽の面白さをずっしりと詰め込んで実にエキサイティングだ。ここでもブラスが気を吐く。

過去に何度も聴いているけど、今回初めて面白いと思えた。やはり反田恭平ただモノではないな。

ロメジュリは聴く度に組合わせが違うので、没入しにくい作品ではあるけど、今日の読響のパワフルな演奏は、ともかく、オーケストラを聴く楽しみに溢れていたよ。


♪2025-014/♪みなとみらいホール-04