025-01-11 @県立音楽堂
阪田知樹:指揮/ピアノ
神奈川フィルハーモニー交響楽団
阪田知樹:管弦楽のための「肖像」
神奈川フィル委嘱作品(世界初演)
ベートーベン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
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ラフマニノフ(阪田知樹編):ヴォカリーズ
自身の作曲による管弦楽作品を自らが指揮し、ベト2番とショパン2番を弾きながら指揮した。Encはラフマの小品だがこれも阪田編曲版だ。
10年前の神フィルFlesh Concertがほぼデビューだったと思うが、その際にもEncは自身編曲ラフマを弾いているし、その後も何回もEncでは編曲ものを披露している。
世界初演!の自作管弦楽曲も、いかにも現代音楽ではあるけど小難しい気取りはなく好感した。
指揮ぶりはまだ板についてない風だが、ピアノの方はますます磨きをかけている。
元々、デッドな響が魅力の音楽堂だが、今日は特に冬の澄み切った空のように、ピーンと引き締まって明瞭な音が、音楽のスケルトンを際立たせた。
小ぶりな弦(12型)はそのまま何も纏わず原音が飛んでくるようで、コロコロ明るく転がるStwとよくマッチしていた。
完売だったそうだ。
いつもの音楽堂定期とは思えない、大勢の女性客で休憩時のトイレの行列は気の毒なくらいだった。男性も珍しく並んでいた。
♪2025-004/♪神奈川県立音楽堂-01