2025-01-18 @みなとみらいホール
コリヤ・ブラッハー:指揮とバイオリン
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ベートーベン:バイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
オケは全体に管が控えめで12型の弦楽合奏の雰囲気。
その弦の透明感がそれだけでもずっと聴いていたいような気にさせる(ゲストコンマスは三浦章宏)。
その上にブラッハーの独奏Vnがなんて美しい!
今日はグァルネリかストラドのいずれを使ったのか知らないけど、ホールの響の良さも相まって、協奏曲でありながらこんなに明瞭で明るく埋没しない独奏Vnを聴くのは滅多に無い事だ。
指揮の方も、オケの人心を完全掌握して、両者一体の音楽が気持ち良い。
カデンツァが珍しかった。
ベートーベンはVn協では自らはカデンツァを書いていないが、彼自身が同曲をPf協に編曲した版のカデンツァは書いており、これをさらにシュナイダーハンという人がVn用にアレンジしたものや、バイオリニストのテツラフが編曲したものなどを何度か聴いている。今日は、ティムパニーとのスリリングな駆け引きがあったから、前者のアレンジだろう。
弦は14型に。こちらはむしろ管の活躍が目立つ音楽。
こちらも悪くなかったが、前半のベト協の余韻に心奪われていてあまり入ってこなかったよ🙇🏻。すまんこってす。
♪2025-009/♪みなとみらいホール-02